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I/Oコマンドの一覧
I/Oコマンドの一覧を、下表に示します。
下表のI/Oコマンドは標準割付の場合に使用できます。Mini I/O専用割付の場合は、「[Mini I/O専用] 専用入力信号の種類と機能」の「I/Oコマンドの一覧」をご覧ください。また、RC3互換割付の場合は「[RC3互換モード] 専用入力信号の種類と機能」をご覧ください。
すべてのI/Oコマンドは、I/OポートNo.515の「ストローブ信号(入力)」と併せて使用します。
I/OポートNo.770のロボット異常(出力)またはI/OポートNo.776のロボット警告異常(出力)が発生している場合は、ロボット異常クリア以外のI/Oコマンドは使用できません。
コマンド領域 | データ領域1 | データ領域2 | ステータス領域 |
---|---|---|---|
0001 プログラム操作 |
00000001プログラムリセット起動 | プログラム番号 | - |
00000010プログラム起動 | プログラム番号 | - | |
00000100 コンティニュスタート | (注) | ||
00010000ステップ停止 | プログラム番号 | - | |
00100000瞬時停止 | プログラム番号 | - | |
01000000リセット | プログラム番号 | - | |
10000000特権タスク起動 | プログラム番号 (ただし、0xffffでルートの全特権タスク起動、0xfffeで全特権タスク起動) |
- | |
10000001特権タスク停止 | プログラム番号 (ただし、0xffffで全特権タスク停止) |
- | |
0010 外部速度・加速度 設定 |
00000001速度設定 | 速度設定値 | - |
00000010加速度設定 | 加速度設定値 | - | |
00000100減速度設定 | 減速度設定値 | - | |
0100 エラー読出し |
- | - | エラー番号 |
0101 I型変数書込み |
I型変数番号 | 変数設定値 (下位16ビット) |
- |
0110 I型変数読出し |
I型変数番号 | - | 変数値 (下位16ビット) |
0111 モード切り替え |
00000001モータON、CAL実行 | - | - |
00000010外部速度100 | |||
10000011上記すべて実行 (モータON→SP100) | |||
1000 ロボット異常クリア |
- | - | - |
1001 I/O書込み |
I/O設定値 | 内部I/O先頭番号 | - |
1010 I/O読出し |
- | 内部I/O先頭番号 | I/O |
(注):コンティニュスタートコマンドの場合プログラム番号は無視されます。
ビット列の表記について
I/Oコマンドの説明で使用しているビット列の数字は、右から順に第0ビット、第1ビット、第2ビット、…を表現しています。
0、1の意味については、「コマンド・データ領域」を参照してください。
各ビットがどのポートに該当するかは、各増設ボードの取扱説明書の標準割付を参照してください。
例:プログラム起動の場合
PRO6を起動する場合、「0001 プログラム操作」、「00000010 プログラム起動」 、「プログラム番号=6」を指定します。
6を16桁の2進数で表すと、0000000000000110となります。
各領域のビット列の数字は、下表の内容を表しています。
ビット | コマンド領域 | データ領域1 | データ領域2 |
---|---|---|---|
第0ビット | 1 | 0 | 0 |
第1ビット | 0 | 1 | 1 |
第2ビット | 0 | 0 | 1 |
第3ビット | 0 | 0 | 0 |
第4ビット | 使用しない | 0 | 0 |
第5ビット | 0 | 0 | |
第6ビット | 0 | 0 | |
第7ビット | 0 | 0 | |
第8ビット | 使用しない | 0 | |
第9ビット | 0 | ||
第10ビット | 0 | ||
第11ビット | 0 | ||
第12ビット | 0 | ||
第13ビット | 0 | ||
第14ビット | 0 | ||
第15ビット | 0 |
上表から、各ポートは下表のようにON(短絡)/OFF(開放)します。下表では、ポートNo.は、DeviceNetの例を示しています。
端子No. (例) |
用途 | ON(短絡)/OFF(開放) |
---|---|---|
520 | データ領域1 第0ビット | OFF |
521 | データ領域1 第1ビット | ON |
522 | データ領域1 第2ビット | OFF |
523 | データ領域1 第3ビット | OFF |
524 | データ領域1 第4ビット | OFF |
525 | データ領域1 第5ビット | OFF |
526 | データ領域1 第6ビット | OFF |
527 | データ領域1 第7ビット | OFF |
528 | データ領域2 第0ビット | OFF |
529 | データ領域2 第1ビット | ON |
530 | データ領域2 第2ビット | ON |
531 | データ領域2 第3ビット | OFF |
532 | データ領域2 第4ビット | OFF |
533 | データ領域2 第5ビット | OFF |
534 | データ領域2 第6ビット | OFF |
535 | データ領域2 第7ビット | OFF |
536 | データ領域2 第8ビット | OFF |
537 | データ領域2 第9ビット | OFF |
538 | データ領域2 第10ビット | OFF |
539 | データ領域2 第11ビット | OFF |
540 | データ領域2 第12ビット | OFF |
541 | データ領域2 第13ビット | OFF |
542 | データ領域2 第14ビット | OFF |
543 | データ領域2 第15ビット | OFF |
544 | コマンド領域 第0ビット | ON |
545 | コマンド領域 第1ビット | OFF |
546 | コマンド領域 第2ビット | OFF |
547 | コマンド領域 第3ビット | OFF |
ID : 1011