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ID : 1012

プログラム操作コマンド(0001)

機能

データ領域1の設定に基づいて、データ領域2で指定されたプログラムの動作状態を制御します。

形式

コマンド領域(4ビット、入力)

0001

データ領域1(8ビット、入力)

00000001:プログラムリセット起動

00000010:プログラム起動

00000100:コンティニュスタート

00010000:ステップ停止

00100000:瞬時停止

01000000:リセット

10000000 : 特権タスク起動

10000001 : 特権タスク停止

これ以外のデータがセットされた場合にはエラー(エラー2032)となります。

データ領域2(16ビット、入力)

プログラム番号:起動するプログラム番号

データ領域2で与えられる番号がnnの場合、PROnnの動作状態をデータ領域1で与えられたように制御します。ステップ停止・瞬時停止・リセットの場合、プログラム番号が負数(データ領域2の第15ビットが1の時)の場合には全てのプログラムを停止またはリセットします。また、プログラムリセット起動・プログラム起動の場合にはエラーとなります。

ステータス領域(16ビット、出力)

出力されません。

解説

プログラムリセット起動

このコマンドは、外部モード時のみ実行可能です。それ以外のモードの場合にはエラーとなります。

データ領域2で指定されたプログラム番号のプログラムを初期化したのち起動します。PRO0~PRO32767の起動が可能です。

データ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが1の時)の場合には、エラーとなります。

プログラムの動作状態により、以下のような動作を行ないます。

  • 指定プログラムが終了中(STOPPED)、ステップ停止中、瞬時停止中の場合には、指定プログラムを先頭から起動します。
  • 指定プログラムが動作中の場合には、エラーを表示し、プログラムの実行を停止します。

プログラム起動

このコマンドは、外部モード時のみ実行可能です。それ以外のモードの場合にはエラーとなります。

データ領域2で指定されたプログラム番号のプログラムを起動します。PRO0~PRO32767の起動が可能です。

データ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが1の時)の場合には、エラーとなります。

プログラムの動作状態により、以下のような動作を行ないます。

  • 指定プログラムが終了中(STOPPED)の場合には、指定プログラムを先頭から起動します。
  • 指定プログラムがステップ停止中の場合には、停止した次のステップからプログラムの実行を再開します。
  • 指定プログラムが瞬時停止中の場合には、停止したステップからプログラムを再開します。動作命令実行中に瞬時停止した場合には、残りの動作から再開します。
  • 指定プログラムが動作中の場合には、エラーを表示し、プログラムの実行を停止します。

コンティニュスタート

このコマンドは外部モードの時のみ実行可能です。また、コンティニュスタート許可信号がONの時のみ実行できます。データ領域は無視されます。

ステップ停止

データ領域2で指定されたプログラム番号のプログラムをステップ停止します。PRO0~PR032767のステップ停止が可能です。

データ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが1の時)の場合には、実行中の全てのプログラムをステップ停止します。

プログラムの動作状態により、以下のような動作を行ないます。

  • 指定プログラムが終了中(STOPPED)、ステップ停止中、瞬時停止中の場合には、何も行ないません。
  • 指定プログラムが動作中の場合には、指定プログラムをステップ停止します。停止後、プログラム起動した場合には、停止した次ステップから実行を再開します。

瞬時停止

データ領域2で指定されたプログラム番号のプログラムを瞬時停止します。PRO0~PR032767の瞬時停止が可能です。

データ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが1の時)の場合には、実行中のすべてのプログラムをステップ停止します。

プログラムの動作状態により、以下のような動作を行ないます。

  • 指定プログラムが終了中(STOPPED)、ステップ停止中、瞬時停止中の場合には、何も行ないません。
  • 指定プログラムが動作中の場合には、指定プログラムを瞬時停止します。停止後、プログラム起動した場合には、停止したステップから実行を再開します。動作命令実行中に瞬時停止した場合には、残りの動作から再開します。

リセット

データ領域2で指定されたプログラム番号のプログラムを瞬時停止し、同時にプログラム状態を初期化します。PRO0~PR032767の停止が可能です。

プログラム起動と同時に組み合わせての使用はできません。

ステップ停止中・サイクル停止中のプログラムを先頭から起動したい場合には、プログラムリセット起動を使用してください。

データ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが1の時)の場合には、実行中の全てのプログラムをリセットします。

プログラムの動作状態により、以下のような動作を行ないます。

  • 指定プログラムが終了中(STOPPED)の場合には、何も行ないません。
  • ステップ停止中、瞬時停止中の場合には、停止中プログラムの状態を初期化します。初期化後、プログラム起動した場合には、初期化したプログラムの先頭から起動します。
  • 指定プログラムが動作中の場合には、指定プログラムを瞬時停止し、同時に初期化します。停止後、プログラム起動した場合には、停止したプログラムの先頭から実行を再開します。

特権タスク起動

データ領域2で指定されたプログラム番号のプログラムを特権タスクとして起動します。TSR0~TSR32767の起動が可能です。

0xffffでルートの全特権タスク起動、0xfffeで全特権タスク起動します。
上記以外でデータ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが "1" の時)の場合には、エラーとなります。

特権タスク停止

データ領域2で指定されたプログラム番号の特権タスクを停止します。TSR0~TSR32767の停止が可能です。

データ領域2が負数(データ領域2の第15ビットが "1" の時)の場合には、実行中のすべての特権タスクを停止します。

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