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同次変換型
ロボットの教示位置を表現するデータ型です。3次元空間の座標と回転角、ロボットの形態を表すFig要素で表現されます。回転角はオリエントベクトルの各座標軸要素とアプローチベクトルの各座標軸要素で表現します。要素数は10です。
(X, Y, Z, Ox, Oy, Oz, Ax, Ay, Az, Fig)
- X, Y, Z
- ワーク座標原点からのX軸、Y軸、Z軸の座標です。個々の値は単精度実数型データです。
- Ox, Oy, Oz
- オリエントベクトルのX軸、Y軸、Z軸要素です。個々の値は単精度実数型データです。
- Ax, Ay, Az
- アプローチベクトルのX軸、Y軸、Z軸要素です。個々の値は単精度実数型データです。
- Fig
- ロボットの形態(6軸、4軸)を表すFig成分です。-32768 ~ 32767の範囲の整数です。
プログラム記述での直値の代入
プログラム上での直値の表現は以下のように記述できます。
例: T(10, 20, 30, 1, 0, 0, 0, 1, 0, -1)
T(X [, Y [, Z [, Ox [, Oy [, Oz [, Ax [, Ay [, Az [, FIG ]]]]]]]]])
- X
- 必ず指定します。X座標値です。
- Y、Z
- 省略可能です。Y座標値およびZ座標値です。省略した場合は0が代入されます。
- Ox、Oy、Oz、Ax、Ay、Az
- 省略可能です。オリエントベクトルおよびアプローチベクトルのX,Y,Z成分です。。省略した場合は0が代入されます。
- Fig
- 省略可能です。ロボットの形態です。省略した場合は-1が代入されます。
グローバル変数
同次変換型データのグローバル変数はT型です。
ローカル変数
同次変換型データのローカル変数は"Trans"で定義します。
Dim aaa As Trans
aaa = T(100, 200, 300, 1, 0, 0, 0, 1, 0, -1)
同次変換型データの注意
同次変換型データの要素の一部を代入する場合はLetXなどの命令を使用してください。直値の代入で省略した要素は"0"および"-1"が代入されます。
関連項目
CurTrn、 Dim、 LetX、 LetY、 LetZ、 LetA、 LetO、 LetF、 PosX、 PosY、 PosZ、 TMul、 TNorm、 TInv、 T2J、 T2P、 J2T、 P2T、 AVec、 OVec、 同次変換型データの正規化
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