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ジョイント型
ロボットの教示位置を表現するデータ型です。ロボットの各軸の軸値を要素とします。要素数は8つです。4軸ロボットなどでもジョイント型のデータは8要素です。
(J1, J2, J3, J4, J5, J6, J7, J8)
- J1, J2, J3, J4, J5, J6, J7, J8
- 各軸の軸値です。
- 個々の値は単精度実数型データです。
"軸値"の単位は"deg"または"mm"です。軸が回転軸の場合は"deg"で、直動軸の場合は"mm"です。
プログラム記述での直値の代入
プログラム上での直値の表現は以下のように記述できます。
例: J(10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80)
J(J1 [, J2 [, J3 [, J4 [, J5 [, J6 [, J7 [, J8 ]]]]]]])
- J1
- 必ず指定します。第1軸の軸値です。
- J2~J8
- 省略可能です。各軸の軸値です。省略した場合は0が代入されます。
グローバル変数
ジョイント型データのグローバル変数はJ型です。
ローカル変数
ジョイント型データのローカル変数は"Joint"で定義します。
Dim aaa As Joint
aaa = J(10,20,30,40)
ジョイント型データの注意
ジョイント型データの要素の一部だけを代入することはできません。直値の代入では省略した要素は"0"が代入されます。
Dim bbb As Joint bbb = CurJnt bbb = J(10) 'bbbはJ(10, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0)です。
ジョイント型データは3次元空間で同じ位置でもロボットによって値が異なります。
関連項目
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