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ConvertPosBase
機能
ポジション型データを別のベース定義の座標へ変換して返します。
このコマンドはVer1.11.*から使用可能です。
構文
ConvertPosBase(ポジション型データ, 変換前のベース定義, 変換後のベース定義)
指定項目
- ポジション型データ
- 座標変換を行う位置をポジション型データで指定します。
- 変換前のベース定義
- 座標変換を行う前のベース定義の各要素(X,Y,Z,RX,RY,RZ)をポジション型データで指定するか、またはベース定義の番号を整数型データで指定します。
ポジション型データで指定する場合はFigは無視されます。
ベース定義番号で指定する場合は0または1の値です。
・「0:ベース定義未設定(P(0,0,0,0,0,0,))」
・「1:ベース定義設定済み([ベース設定]ウィンドウで設定)」 - 変換後のベース定義
- 座標変換を行った後のベース定義の各要素(X,Y,Z,RX,RY,RZ)をポジション型データで指定するか、またはベース定義の番号を整数型データで指定します。
ポジション型データで指定する場合はFigは無視されます。
ベース定義番号で指定する場合は0または1の値です。
・「0:ベース定義未設定(P(0,0,0,0,0,0,))」
・「1:ベース定義設定済み([ベース設定]ウィンドウで設定)」
戻り値
座標変換を行った後の位置をポジション型データで返します。
解説
ポジション型データを別のベース定義の座標へ変換して返します。
戻り値のFigの値は引数のFigの値が継承されます。
注意事項
-
用例
- 教示した後にベース定義を設定し、教示点を変更する例です。
' 0~99のP型変数を変更
' P( 0, 0, 0, 0, 0, 0 )で定義したP型変数をP( 0, -400, 0, 0, 0, 0 )での定義に変更する
For li = 0 To 99
P[li] = ConvertPosBase( P[li], P( 0, 0, 0, 0, 0, 0 ), _
P( 0, -400, 0, 0, 0, 0 ) )
Next
- 排他エリアを設定した後にベース定義を設定し、排他エリアを変更する例です。
' 現在の排他エリア1の値をP型変数とV型変数にセット
P[1] = P( 400, 250, 100, 0, 0, 0 )
V[1] = V( 100, 100, 100 )
' 座標の値を変更
P[1] = ConvertPosBase( P[1], 0, 1 )
' 排他エリアの設定変更
ExclusiveArea 1, P[1], V[1]
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