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ID : 5523

ReadByteArray

機能

バイト単位の1次元配列(バリアント型)の値を、指定した変数へ、その変数のバイトの並び順に沿って1バイトずつ格納します。

このコマンドはVer.1.6.*から有効です。

構文

ReadByteArray(格納先変数,格納元配列 [,格納開始要素番号 [,格納バイト数]])

指定項目

格納先変数
変換先の変数を指定します。バリアント型の配列変数以外のすべての型のデータが指定できます。
格納元配列
変換元の配列をバリアント型(内部処理形式がバイト型、一次元配列)データで指定します。
格納開始要素番号
格納元配列の、変換し始める要素番号を整数型データで指定します。省略可能で、省略時は0が指定されます。
格納バイト数
格納先変数にデータを格納するデータのバイト数を整数型データで指定します。格納先変数のサイズ(バイト数)まで指定可能です。省略可能で、省略時は-1が指定されます。-1が指定されると、格納先変数のバイトサイズ分格納されます。

戻り値

格納先変数に格納したデータのバイト数を整数型データで返します。

解説

格納元配列の値を、格納先変数に、バイトの並び順に沿って1バイトずつ格納します。

格納の順番は、格納元配列の、要素番号の小さい要素から順に、格納先変数の最下位バイトから最上位バイトへと格納します。

たとえば、格納元配列に要素番号0番から順に、1、2、3、4と格納されている場合、格納先変数が整数型であったとすると、16進数で&H4030201(10進数では67305985)と格納されます。

格納先変数がベクトル型ポジション型など、複数の要素を含む型の場合、要素の並び順に格納されます。

たとえば、ベクトル型はX, Y, Zと要素が並んでいるため、まずXの最下位バイトから順に最上位バイトへ、次にYの最下位バイトから最上位バイトへ、最後にZの最下位バイトから最上位バイトへと格納されます。

各型の要素の並び順に関しては"データ型"を参照してください。

注意事項

-

用例

'!TITLE "Byte配列から各型に変換"
'バイナリ受信したデータをI[0]、I[1]の変数に格納する

Sub Main
  Dim Var as Variant

  Comm.Open 1

  Comm.Input 1, Var

  ReadByteArray I[0], Var, 0
  ReadByteArray I[1], Var, 4

  Comm.Close 1
End Sub

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