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TrackCount
構文
TrackCount (コンベア番号 [, ユーザデータ[, 対象データ]])
指定項目
- コンベア番号
-
使用するコンベア番号(1~16)を整数型データで指定します。
(Ver.1.11.*以前はコンベア1、コンベア2のみ指定可能です。) - ユーザデータ
-
整数型データで指定します。負の値を指定した場合は、ユーザデータの判定をしません。
省略可能です。省略した場合は"-1"を指定したことになります。 - 対象データ
整数型データで指定します。
省略可能です。省略した場合は、"-1"を指定したことになります。
この項目はVer.1.10.*から使用可能です。設定値 内容 1 全てのデータが対象 2 ワークの現在位置がトラッキング範囲上流限界よりも上流にあるデータが対象 3 ワークの現在位置がトラッキング範囲上流限界よりも下流にあるデータが対象 4 ワークの現在位置がトラッキング範囲下流限界よりも上流にあるデータが対象 5 ワークの現在位置がトラッキング範囲下流限界よりも下流にあるデータが対象 -1 ワークの現在位置がトラッキング範囲内にあるデータが対象
戻り値
指定した条件に該当するワークのデータの個数を、整数型データで返します。
解説
指定したユーザデータ、および対象データに該当するトラッキングバッファ内のワークのデータ数を返します。
トラッキングバッファ内のデータが0個の場合、戻り値は0が返ります。
トラッキングバッファ内のデータが1個以上の場合、以下のような挙動になります。
ユーザデータ | 対象データ | 戻り値 |
---|---|---|
指定 | 省略(-1) | 指定したユーザデータに属するトラッキングバッファ内の全てのデータの数を返す。 |
指定 | 指定 | 指定したユーザデータに属する、指定した対象データの数を返す。 |
省略または負の値 | 省略(-1) | トラッキングバッファ内の全てのデータの数を返す。 |
省略または負の値 | 指定 | ユーザデータを問わず、指定した対象データの数を返す。 |
関連項目
TrackCurStartArea、 TrackInRange、 TrackOffsetMargin、 TrackSetSensor、 TrackSetVision、 TrackStartArea、 TrackTargetPos、 コンベアトラッキング用コマンド、 円形トラッキング用コマンド
注意事項
- コンベアおよび円形トラッキング専用のコマンドです。
- TrackTargetPosのモード設定(第4引数)でモード1を有効にした場合、トラッキング対象ワークの元のデータは、トラッキングバッファ内にデータが残ります。このトラッキングバッファ内に残ったデータはTrackCountコマンドの対象外です。
用例
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