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Public属性

Public属性とはローカル変数を他のタスクからのアクセスを可能にする属性です。

タスク内で宣言ステートメント"Public"を使って変数を宣言します。

宣言ステートメントPublicで宣言したローカル変数は同時にStatic属性も付与します。したがって、Public属性のローカル変数は他のタスクからアクセスできるStatic属性のローカル変数ということです。

Public属性のローカル変数の記述

Public属性のローカル変数はプログラムの宣言部にのみ宣言できます。プロシージャ内には記述できません。

タスク内からのアクセスは通常のローカル変数と同じです。

他のタスクからのアクセス

他タスクからPublic属性のローパル変数へアクセスするには以下の2つのステートメントを使用します。

GetPublicValue
Public属性のローカル変数の値を読み込みます。
SetPublicValue
Public属性のローカル変数に値を代入します。

データ型

Public属性をつけることのできるローカル変数のデータ型はStatic属性と同様です。Static属性をつけることのできるローカル変数のデータ型は以下のとおりです。

I/O型は宣言することができません。

使用するメモリ

Public属性をつけることのできるローカル変数の使用するメモリはStatic属性と同様です。Static属性のローカル変数は生成時に"変数メモリ"に領域が確保されます。グローバル変数変数メモリに領域が確保されます。容量オーバにならないようにそれぞれの個数を確保してください。"変数使用数の表示・設定"参照

"変数使用数の表示・設定"画面ではPublic属性の変数はStatic属性の変数としてまとめて表示されます。

Static属性のローカル変数の生成と消失

Public属性をつけることのできるローカル変数の生成と消失のタイミングはStatic属性と同様です。Static属性のローカル変数はプログラムファイルがコンパイルされたときに生成(初期化)されます。しかし、以前にそのプログラムファイルが以前にコンパイルされていた場合、Static属性のローカル変数への記述の変更がなければ値は保持され初期化されません。Static属性のローカル変数にひとつでも記述の変更があればそのプログラム内のStatic属性のローカル変数は全て初期化されます。

Static属性のローカル変数が消滅するタイミングはプログラムコードからStatic属性のローカル変数の記述を削除し、コンパイルしたとき、またはプログラムファイルを削除したときです。

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