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UL仕様以外の場合

ここでは、システム構成の内容を、下記項目に分けて説明しています。

システム構成図

全体のシステム構成は下図のようになります。

(下図は、RC8シリーズ用ロボットとしてVS-060、MC8シリーズ制御ロボットとして3軸ロボットを制御する例です。)

RC8シリーズ用ロボット関連の構成品の説明

構成品
/(品番)
内容

(1) デュアルアーム制御用のライセンス

詳細は"ライセンス"を参照してください。

(2) RC8シリーズロボットコントローラ

RC8シリーズ用ロボットとMC8シリーズ制御ロボットを制御するコントローラです。

上記システムでは、RC8またはRC8Aのどちらでも使用可能です。

外形や仕様など、詳細内容は"RC8シリーズロボットコントローラ説明書"を参照してください。

(3) 本体間ケーブル

内部付加軸を使用する場合、エンコーダ線は、エンコーダハブを介してRC8Aロボットコントローラと接続します (このコンテンツの"エンコーダハブ"参照)。

(4) VS-060

RC8シリーズ用ロボットです。ロボット名は"Robot0"となります。

VS-060以外にも、RC8シリーズロボットコントローラで制御可能なロボットであれば使用できます。使用可能なロボットについては、"RC8シリーズロボットコントローラ説明書"を参照してください。

また、各ロボットの外形や仕様など、詳細内容は"ロボット概要、設置、保守"にある、各ロボットの説明書を参照してください。

外部軸関連の構成品の説明

構成品 内容

(5) EtherCAT マスターボード

外部軸とEtherCAT通信するためのボードです。

使用するためには有償のソフトウェアライセンスが必要です。

ソフトウェアライセンスとボードとの組み合わせにより、下記のような製品を用意しています。

製品 品番
EtherCATマスターボード (コントローラに組付出荷)
外部軸のソフトウェアライセンスを含む
410010-848*
EtherCATマスターボード (ボード単品出荷)
外部軸のソフトウェアライセンスを含む
410010-849*
外部軸のソフトウェアライセンスのみ
410002-863*
EtherCATマスターボード (ボード単品出荷)
ソフトウェアライセンス無し
410010-845*

(6) EtherCAT Slave 対応アンプ

使用できるアンプがあらかじめ決められています。"外部付加軸(EtherCAT)取扱説明書"の"ハードウェア接続構成"内にある"EtherCAT Slave対応アンプ"を参照してください。

(7) モータ

外部軸のモータです。ご使用されるEtherCAT Slave 対応アンプで動作するものをご使用ください。

(8) LANケーブル

EtherCAT通信用のケーブルです。

カテゴリ5以上でツイストペアのものをご使用ください。

結線方式は、ストレートとクロスのどちらも使用できます。

(9) MC8シリーズ制御ロボット(外部軸)

お客様にて設計、製作していただくロボットです。

ロボット名は"Robot1"となります。

キネマティクス設定を使用する場合、有償のソフトウェアライセンスが必要です。

製品 品番
キネマティクス設定(組付·ライセンス) 410002-856*
キネマティクス設定(ライセンス) 410002-857*

キネマティクス設定に関しては、"MC8シリーズ(モーションコントローラ)取扱説明書"の"キネマティクス設定"を参照してください。

(10) 外部付加軸(Robot1用)

付加軸を使用する場合、上図のように接続することで使用可能です。

使用可能な軸数は、以下の軸数です。

  • 最小 : 0軸
  • 最大 : 8からMC8シリーズ制御ロボットの軸数を引いた数

内部付加軸関連の構成品の説明

内部付加軸を使用する場合は、下記内容を参考にしてください。

構成品 /
品番(型式)
内容

(11) エンコーダハブ

(12) エンコーダルートケーブル

エンコーダハブとエンコーダルートケーブルはセットになっています。

また、このセットは、旧品と新規品があります。

旧品のセット品番
410010-710*
新規品のセット品番
410010-869*

エンコーダルートケーブルの長さは、旧品、新規品ともに約 0.4 m です。

エンコーダハブ

各内部軸のエンコーダ信号を集約し、RC8シリーズロボットコントローラに送信する機器です。

上記システムでは、旧品と新規品のどちらも使用可能です。

新規品を使用する場合、本体間ケーブルのエンコーダ線は、エンコーダハブの"ROBOT-0"と印字されている方 (正面から見て左側) のコネクタに接続してください。

外形寸法および設置上の注意については、"エンコーダハブ"を参照してください。

エンコーダルートケーブル

エンコーダハブとRC8シリーズロボットコントローラをつなぐケーブルです。

新規品のエンコーダハブには、旧品のエンコーダルートケーブルは使用できません。新規品のエンコーダハブには必ず、新規品のエンコーダルートケーブルをご使用ください。

(13) 内部軸モータ

"ACサーボモータ一覧"を参照。

付加軸として使用するモータです。"ACサーボモータ一覧"から任意のモータを選択してください。

使用可能な軸数は、以下の軸数です。

  • 最小 : 0軸
  • 最大 : 8からRC8シリーズ用ロボットの軸数を引いた数

(14) モータケーブル

  • 2m : 410870-999*
  • 4m : 410870-977*
  • 6m : 410870-978*
  • 12m : 410870-979*

内部軸モータに電力を供給するケーブルです。

上図ではモータ中継ケーブルを介して、内部軸モータと接続していますが、直接内部軸モータに接続することも可能です。

任意の長さのものをご使用ください。

(15) モータ中継ケーブル

  • 1m : 410141-607*
  • 2m : 410141-608*
  • 3m : 410141-609*
  • 4m : 410141-610*

モータケーブルと内部軸モータを接続するケーブルです。

ロボット内部や、ケーブルベヤなど、動作する箇所にモータケーブルを通す場合、その部分のケーブルは傷みやすくなります。その部分を、モータ中継ケーブルにしておくことで、ケーブルが傷んだりした場合、モータ中継ケーブルのみを交換するだけで済みます。

任意の長さのものをご使用ください。

(16) エンコーダケーブル

  • 1m : 410141-595*
  • 2m : 410141-596*
  • 3m : 410141-597*
  • 4m : 410141-598*
  • 6m : 410141-599*
  • 12m : 410141-600*

内部軸モータのエンコーダ線をエンコーダハブに接続するケーブルです。

上図ではエンコーダ中継ケーブルを介して、エンコーダハブと接続していますが、直接エンコーダハブに接続することも可能です。

任意の長さのものをご使用ください。

(17) エンコーダ中継ケーブル

  • 2m : 410141-590*
  • 4m : 410141-592*
  • 6m : 410141-593*
  • 12m : 410141-594*

エンコーダケーブルとエンコーダハブを接続するケーブルです。

ロボット内部や、ケーブルベヤなど、動作する箇所にエンコーダケーブルを通す場合、その部分のケーブルは傷みやすくなります。その部分のみエンコーダケーブルを通し、その先はエンコーダ中継ケーブルにしておくことで、ケーブルが傷んだりした場合、エンコーダケーブルのみを交換するだけで済みます。

任意の長さのものをご使用ください。

(18) エンコーダバッテリ

410611-003*

内部軸モータのエンコーダ情報を記憶させておくためのバッテリです。

(19) バッテリ変換ケーブル

410611-614* (0.5 m)

エンコーダバッテリと内部軸モータを接続するケーブルです。

注意事項

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