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ID : 2504

簡単設定(WINCAPSIII)

実際の使用環境に合わせた各種設定をすることで、ロボットを最適状態で使用することができます。この機能を使うと、その設定を簡単に行うことができます。(Ver.2.0.*以降)

設定項目

  • 床置き、天吊り設定(*1)
  • 先端負荷質量[g]
  • 負荷重心位置X[mm]
  • 負荷重心位置Y[mm]
  • 負荷重心位置Z[mm]
  • 負荷重心イナーシャIx[kgcm^2]
  • 負荷重心イナーシャIy[kgcm^2]
  • 負荷重心イナーシャIz[kgcm^2]
  • 最適速度制御設定
  • 高軌跡制御有効設定
  • 重力補償設定(*1)
  • たわみ補正機能有効設定 (*1)

*1:VSのみ

操作手順

ここではVS-A4ロボットを例に手順を説明します。

1

新規プロジェクトを作成します。

手順最後の「プロジェクト作成後の操作」を「簡単設定を実行する」にチェックを入れ[完了]を押します。

2

簡単設定画面が表示されます。

この画面では設定する項目と、現在設定されている値を確認することができます。確認したら[次へ]を押します。

ティーチングペンダントで簡単設定する場合は、[中止]を押します。

各項目の設定画面で[戻る]を押すと、前の項目の設定画面に戻ります。

3

「床置き、天吊り設定」を行います。

リストを選択すると選択肢が表示されます。[0:床置き]または[1:天吊り]を選択し[OK]を押します。

詳細は「ロボットの設置条件設定」を参照してください。

完了したら[次へ]を押します。

4

「先端負荷質量」と「負荷重心位置」の設定を行います。

  • 先端負荷質量
    入力欄を選択し、値を入力します。(0~7000)
  • 負荷重心位置
    入力欄を選択し、各重心位置の値を入力します。(-10000~1000)

完了したら[次へ]を押します。

5

「負荷重心イナーシャ」を設定します。

入力欄を選択し、各軸回りの値を入力します。(0~100000)

詳細は「先端負荷イナーシャの計算について」を参照してください。

完了したら[次へ]を押します。

6

「最適速度制御」と「高軌跡制御」を設定します。

  • 最適速度制御
    リストを選択すると選択肢が表示されます。[0:モード0]または[3:モード3]を選択します。
    詳細は「最適速度制御機能」を参照してください。
  • 高軌跡制御
    無効/有効を設定します。
    詳細は「高軌跡制御」を参照してください。

完了したら[次へ]を押します。

7

「重力補償設定」と「たわみ補正機能有効設定」を設定します。

  • 重力補償設定
    無効/有効を設定します。
    詳細は「重力補償機能」を参照してください。
  • たわみ補正機能有効設定
    無効/有効を設定します。
    詳細は「たわみ補正機能」を参照してください。

完了したら[次へ]を押します。

8

設定した内容を確認して[完了]を押します。今まで設定した各項目の値がプロジェクトに保存されます。

以上で操作は終了です。

設定した内容は、プロジェクト送信時にコントローラへ送信されます。

簡単設定の中止

各項目の設定画面で[中止]を押すと、簡単設定を途中で中止することができます。[OK]を押すと中止します。中止すると、それまでに設定した各項目の値は保存されません。

中止の画面では、次回起動時に簡単設定を表示するかしないかを選択できます。

設定内容の変更

いったん設定した内容を変更したい場合は、メニュー「プロジェクト」の「簡単設定」から行います。

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