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プリプロセッサ
プリプロセッサとはプログラムをコンパイルする前に行うソースコードの整形処理です。
プリプロセッサはコンパイル前に処理されるため、コンパイル後に有効な変数やプロシージャなどもコマンドも単なる文字列として処理されます。したがって変数は使用できず、プロシージャ内外問わず記述できます。
処理内容には以下のものがあります。
- ファイルの読み込み (#Include など)
- マクロの展開 (#Define、#Undef)
- コンパイル条件によるソースコードの部分的選択 (#If ... #Endifなど)
- 暗号化されたソースコードの処理 (#Pragma Encrypt)
- コンパイル時のアラート (#Warning、#Error)
プリプロセッサコード一覧
コマンド名 | 機能 |
---|---|
#Define | マクロ定義をします。 |
#Undef | #Defineで定義したマクロ定義を解除します(未定義にします)。 |
#Include | 指定したファイルを読み込みます。 |
#Pragma Encrypt | プログラムコードを暗号化します。 |
#If ... #Endif | 指定した条件によってコンパイルするプログラムコードを選択します。 |
#Ifdef ... #Endif | 指定したマクロが定義されているかを判定し、コンパイルするプログラムコードを選択します。 |
#Ifndef ... #Endif | 指定したマクロが定義されていないかを判定し、コンパイルするプログラムコードを選択します。 |
#Warning | コンパイル時に警告を出力します。 |
#Error | コンパイル時にエラーを出力します。 |
関連項目
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注意事項
プリプロセッサコードはコンパイル前に処理されます。したがってプログラム内で宣言する変数などは使用することはできません。
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- プリプロセッサの書式
- マクロ定義
- ソースコードの暗号化