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プリプロセッサの書式

プリプロセッサ処理での書式は通常のPacScriptとは異なります。

#If ... #Endifで指定する条件判定などは基礎的な演算子、定義済みであるかないか、定義済みのマクロ、直値(リテラル)が記述できます。

プリプロセッサの演算では整数型データ以外は扱うことができません。倍精度実数型データは値が整数型の範囲内であれば、最近接偶数への丸め整数型データに自動変換されます。文字列は演算できません。

使用できる書式
書式 機能
定義済みのマクロ 定義済みのマクロ名を指定できます。関数型マクロでも展開後演算できる形であれば指定可能です。未定義のマクロ名を指定するとエラーです。
数値 整数型データです。倍精度実数型データは最近接偶数への丸め整数型データに自動変換されます。
+ 演算子 2つの数値の和を返します。
- 演算子 数値の差または、符号反転した数値を返します。
* 演算子 2つの数値のデータの積を返します。
/ 演算子 2つの数値の商を返します。商は最近接偶数への丸めされ整数型データに自動変換されます。
比較演算子 左辺と右辺の式の比較を行います。真の場合は-1、偽の場合は0を返します。文字列型データや位置のデータの比較演算はできません。
And 演算子 2つの式の論理積を求めます。
Or 演算子 2つの式の論理和を求めます。
Not 演算子 式の論理否定を求めます。
Defined(マクロ名) 指定したマクロ名が定義されていれば-1、未定義ならば0を返します。

True、False、On、Off、Piはプリプロセッサでは定数として認識しません。

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