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EncMotionAllowJnt
機能
Move @Eで、停止判定に使用する、ロボット軸でない軸の「停止時許容角度」を変更します。
構文
EncMotionAllowJnt 有効/無効, 軸番号, 許容角度[, Mode = モード値]
指定項目
解説
- Move @Eでは、各軸のエンコーダ値が目標位置に到達したかを判定します。その判定に使用する許容角度を変更します。このコマンドで対象とするのはロボット以外の軸(付加軸)です。
- Mode=0で許容角度をA[deg]/[mm]と指定すると、全軸が、直動軸なら目標位置のA[mm]以内、回転軸ならA[deg]以内になった場合に、目標位置に到達したと判定されます。
Mode=1なら、全軸がA[パルス]以内になった場合に、目標位置に到達したと判定されます。 - 有効/無効に無効(False)を指定したときは、許容角度の指定値を無視し、初期値に戻ります。
- このステートメントを実行するには、タスクが対象の軸の制御権を取得しなければなりません。
関連項目
注意事項
- この機能が働き始めるのは、指令値が目標位置に到達してからです。したがって、許容角度をある特定値以上の大きな値に設定すると、パス開始変位量を"@[0]"に指定したのと同じになります。
- システム内のエンコーダ値の検出・演算周期の関係から、使用条件によっては誤差が発生する場合があります。ここで指定する値はあくまでも目安と考えてください。
用例
'!TITLE "軸の停止時許容角度設定"
' 指定した軸の停止時許容角度設定
Sub Sample_EncMotionAllowJnt
TakeArm Keep = 0
' 1軸を0.00001度で停止時許容角度を設定
EncMotionAllowJnt True, 1, 0.00001
' 1軸の停止時許容角度を無効に設定
EncMotionAllowJnt False, 1
' 2軸を1度で停止時許容角度を設定
EncMotionAllowJnt True, 2, 1, Mode = 1
' 2軸の停止時許容角度を無効に設定
EncMotionAllowJnt False, 2
End Sub
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