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WINCAPSIIIでの監視モデル設定
WINCAPSIIIのアームモデリング機能で監視モデルを作成します。
マスタコントローラおよび、各スレーブコントローラで行う必要があります。
監視モデルデータのコントローラへの送信は、次ステップ「WINCAPSIIIでの排他エリア設定」の中で、排他エリアと一緒に行います。
ログインレベルはプログラマです。
監視モデル作成時の制約
各監視モデルは指定の階層に作成してください。
監視モデル名 | 制約 | 詳細 |
---|---|---|
ロボットモデル | Robot Node以下で、ツールグループ、エリアグループ、ワークグループ、排他グループ以下を除くオブジェクト。 | - |
ツールモデル | ツールグループ以下のオブジェクト。 | ツール番号以下のツールモデルはツール番号変更後、有効になります。 ツールグループ直下のツールモデルは常時監視対象です。 |
監視モデルの作成手順
ロボット監視モデルは自動的に作成されているため、ユーザはツール監視モデルのみ作成します。
1
WINCAPSIIIのアームモデリング機能でモデルを作成します。
2
対象のオブジェクトを選択し、「干渉チェック」を有効にします。
3
「詳細設定」から「モデル詳細設定」を開き、排他制御を有効にします。
「検出範囲表示」を有効にすると監視モデルが表示されます。
ロボットは常に干渉チェックが有効になっています。
4
検出レベルを設定します。
レベルを高くすると、精度がよくなり細かい監視ができるようになりますが、高くしすぎると処理時間が長くなり、処理時間遅延エラーが発生する可能性があります。
5
監視したい全てのモデルについて、STEP2からSTEP4を繰り返します。
6
排他制御のデータをコントローラで処理できるデータに変換、保存します。
メニュー[アーム] - [バーチャルフェンス/排他制御データ出力(V)]
出力した排他制御のデータを確認したい場合は、メニュー[アーム] - [バーチャルフェンス/排他制御データ表示(D)]で確認することができます。
7
監視モデルのデータは、排他エリアデータと一緒に送信しますが、排他エリアデータをティーチングペンダントまたはプログラムで作成する場合は、ここで監視モデルデータをコントローラへ送信します。
送信の詳細は「WINCAPSIIIでの排他エリア設定」を参照してください。
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