<< 前へ        次へ >>

ID : 2291

WINCAPSIIIでの監視モデル設定

WINCAPSIIIのアームモデリング機能で監視モデルを作成します。

マスタコントローラおよび、各スレーブコントローラで行う必要があります。

監視モデルデータのコントローラへの送信は、次ステップ「WINCAPSIIIでの排他エリア設定」の中で、排他エリアと一緒に行います。

ログインレベルはプログラマです。

監視モデル作成時の制約

各監視モデルは指定の階層に作成してください。

監視モデル名 制約 詳細
ロボットモデル Robot Node以下で、ツールグループ、エリアグループ、ワークグループ、排他グループ以下を除くオブジェクト。 -
ツールモデル ツールグループ以下のオブジェクト。 ツール番号以下のツールモデルはツール番号変更後、有効になります。
ツールグループ直下のツールモデルは常時監視対象です。

監視モデルの作成手順

ロボット監視モデルは自動的に作成されているため、ユーザはツール監視モデルのみ作成します。

1

WINCAPSIIIのアームモデリング機能でモデルを作成します。

2

対象のオブジェクトを選択し、「干渉チェック」を有効にします。

3

「詳細設定」から「モデル詳細設定」を開き、排他制御を有効にします。

「検出範囲表示」を有効にすると監視モデルが表示されます。

ロボットは常に干渉チェックが有効になっています。

4

検出レベルを設定します。

 

レベルを高くすると、精度がよくなり細かい監視ができるようになりますが、高くしすぎると処理時間が長くなり、処理時間遅延エラーが発生する可能性があります。

5

監視したい全てのモデルについて、STEP2からSTEP4を繰り返します。

6

排他制御のデータをコントローラで処理できるデータに変換、保存します。

メニュー[アーム] - [バーチャルフェンス/排他制御データ出力(V)]

出力した排他制御のデータを確認したい場合は、メニュー[アーム] - [バーチャルフェンス/排他制御データ表示(D)]で確認することができます。

7

監視モデルのデータは、排他エリアデータと一緒に送信しますが、排他エリアデータをティーチングペンダントまたはプログラムで作成する場合は、ここで監視モデルデータをコントローラへ送信します。

送信の詳細は「WINCAPSIIIでの排他エリア設定」を参照してください。

ID : 2291

<< 前へ        次へ >>