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目標位置の付加軸オプション
目標位置の付加軸オプションとは、動作ステートメントの目標位置に付加するオプションで、ロボット軸の動作に伴って付加軸を動作させます。付加軸は同時発着します。
目標位置の付加軸オプションには、相対位置を指定するExオプションと、絶対位置を指定するExAオプションがあります。
Exオプション
構文
Ex (相対移動量)
相対移動量の指定
相対移動量は以下のように指定します。
単独軸を個別に指定
軸番号と相対移動量をセットで、括弧"()"で囲んで指定します。
軸番号は整数型データで指定します。タスクが制御権を取得していない軸番号は指定できません。
相対移動量は、単精度実数型データ、またはジョイント型データを指定できます。ジョイント型データを指定した場合は、指定した軸の要素以外は無視されます。
複数軸を指定する場合は、括弧で囲んだ軸番号と相対移動量のセットを、カンマ","で区切って並べます。
Move P, P1 Ex((7, 10))
Move P, P1 Ex((7, 10),(8, 20))
Move P, P1 Ex((7, J1))
aaa = 1
Do While aaa =< 10
Move P, P[10 + aaa] Ex((7, 10),(8, 5))
aaa = aaa + 1
Loop
全軸をまとめて指定
タスクが制御権を取得している付加軸の相対移動量を、ジョイント型データの該当要素に入れて指定すると、該当付加軸を一度に動作させることができます。タスクが制御権を取得していない付加軸の要素は無視されます。
Move P, P1 Ex(J2)
ExAオプション
構文
ExA (目標位置)
目標位置の指定
目標位置は以下のように指定します。
単独軸を個別に指定
軸番号と目標位置をセットで、括弧"()"で囲んで指定します。
軸番号は整数型データで指定します。タスクが制御権を取得していない軸番号は指定できません。
目標位置は、単精度実数型データ、またはジョイント型データを指定できます。ジョイント型データを指定した場合は、指定した軸の要素以外は無視されます。
複数軸を指定する場合は、括弧で囲んだ軸番号と目標位置のセットを、カンマ","で区切って並べます。
Move P, P1 ExA((7, 100))
Move P, P1 ExA((7, 85),(8, 85))
Move P, P1 ExA((7, J1))
For aaa = 1 To 10
Move P, P[10 + aaa] ExA((7,aaa*10), (8, aaa*5))
Next aaa
全軸をまとめて指定
タスクが制御権を取得している付加軸の目標位置を、ジョイント型データの該当要素に入れて指定すると、該当付加軸を一度に動作させることができます。タスクが制御権を取得していない付加軸の要素は無視されます。
Move P, P1 ExA(J1)
目標位置の取込
目標位置を取込む場合、ロボット軸のP型変数と付加軸のJ型変数の変数番号を同じにすると、ティーチングペンダントで同時に取込みができます。詳細は、付加軸取扱説明書の「付加軸の位置取込方法」を参照してください。
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