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コンベアトラッキング

コンベアトラッキング機能で使用するパラメータです。

ティーチングペンダントでの設定

下表の自動設定欄に"A"が付いているものは、コンベアトラッキングの一連の設定操作の中で自動的に設定されます。操作については、コンベアトラッキング取扱説明書の「センサトラッキングのセットアップ」、または「ビジョントラッキングのセットアップ」を参照してください。
手動で行いたい場合は、「トラッキング」の「詳細」メニューで設定ができます。操作については、コンベアトラッキング取扱説明書のセンサトラッキングの「パラメータ設定」、またはビジョントラッキングの「パラメータ設定」を参照してください。

パラメータ一覧

各パラメータ毎にコンベア1~16用があります。1~4、209~212…と各4つずつ番号が振り分けられています。例えば番号212はコンベア8用になります。(Ver.1.11.*以前はコンベア1用とコンベア2用のみ使用可能です。)

番号 項目名 単位 初期値 内容 自動設定
1~4
コンベアタイプ - 0 コンベアのタイプを設定します。 A
209~212
413~416
617~620
5~8 マスタ/スレーブ設定 - 0 コントローラがマスタかスレーブかを設定します。
0:マスタ
1:スレーブ
A
213~216
417~420
621~624
9~12 マスタロボットアドレス - 0.0.0.0 マスタコントローラのIPアドレスを設定します。 A
217~220
421~424
625~628
13~44 アドレススレーブロボット - 0.0.0.0 スレーブコントローラのIPアドレスを設定します。8台設定可能です。 A
221~252
425~456
629~660
45~48 スレーブロボット数 - 0 スレーブコントローラの台数を設定します。 A
253~256
457~460
661~664
49~52 コンベア軸番号 - 0 コンベアのエンコーダが接続される軸番号を設定します。 A
257~260
461~464
665~668
53~56 エンコーダ回転方向 - 0 コンベアを上流から下流に送った際のエンコーダの回転方向を設定します。
0:不定
1:正転
-1:逆転
A
261~264
465~468
669~672
57~60 エンコーダパルス数 pulse/rev 0 エンコーダのパルス数を設定します。 A
265~268
469~472
673~676
61~64 コンベア送り量 mm/rev 0 エンコーダ1回転あたりのコンベアの進み量を設定します。 A
269~272
473~476
677~680
65~68 コンベアCALDATA値X, Y rad 0 コンベアの進行方向を示すベース座標Z軸回りの回転角度を設定します。 A
273~276
477~480
681~684
69~72 コンベアCALDATA値Z rad 0 コンベアの進行方向を示すベース座標XY平面から見た傾きを設定します。 A
277~280
481~484
685~688
73~76 トラッキング範囲上流限界 mm 0 ロボットがコンベア追従動作を開始することのできる上流側の位置を設定します。 A
281~284
485~488
689~692
77~80 トラッキング範囲下流限界 mm 0 ロボットがコンベア追従動作をやめ減速を開始する下流側の位置を設定します。 A
285~288
489~492
693~696
81~84 トラッキング開始範囲 mm 0 トラッキング範囲上流限界を上流側に一定量オフセットした位置です。 -
289~292
493~496
697~700
85~88 IO割込番号 - 0 I/O番号を設定します。 A
293~296
497~500
701~704
89~92 割込タイミング - 0 信号の種類を設定します。
0:立ち上がり
1:立ち下がり
2:両方
A
297~300
501~504
705~708
93~96 最小ワーク間隔(視覚センサ) mm 0 トラッキングバッファ内に存在するワークと重複するデータをTrackSetVisionコマンドで登録しないようにするための閾値です。 -
301~304
505~508
709~712
97~100 CALDATA値(00) - 0 視覚キャリブレーションの計算結果が設定されます。
・Ver.1.11.*以前とVer.1.12.*以降で異なります。
・センサトラッキングとビジョントラッキングで異なります。
詳細はコンベアトラッキング取扱説明書の「用語と定義」を参照してください。
A
305~308
509~512
713~716
101~104CALDATA値(01) - 0 A
309~312
513~516
717~720
105~108 CALDATA値(02) - 0 A
313~316
517~520
721~724
109~112 CALDATA値(03) - 0 A
317~320
521~524
725~728
113~116 CALDATA値(10) - 0 A
321~324
525~528
729~732
117~120 CALDATA値(11) - 0 A
325~328
529~532
733~736
121~124 CALDATA値(12) - 0 A
329~332
533~536
737~740
125~128 CALDATA値(13) - 0 A
333~336
537~540
741~744
129~132 CALDATA値(20) - 0 A
337~340
541~544
745~748
133~136 CALDATA値(21) - 0 A
341~344
545~548
749~752
137~140 CALDATA値(22) - 0 A
345~348
549~552
753~756
141~144 CALDATA値(23) - 0 A
349~352
553~556
757~760
149~152 キャリブレーション種類 - 0 キャリブレーションの種類を設定します。
0:センサ
1:カメラ
A
357~360
561~564
765~768
153~176 コンベア基準座標
(X、Y、Z、RX、RY、RZ)
mm、deg 0 コンベア基準位置とワーク把持基本姿勢からなるポジション型データです。 A
361~384
565~588
769~792
177~180 パルスカウンタサイズ bit 32 エンコーダのカウンタサイズを設定します。 A
385~388
589~592
793~796
181~184 エンコーダ値LPF時定数 ms 40 エンコーダからの入力値にフィルタをかけて急激な値の変動を抑制します。
値を大きくしすぎると、入力値の変動に対する応答性が下がります。
-
389~392
593~596
797~800
185~188 速度比例ゲイン - 1.0000 コンベアの速度を上げた際に、ロボットの追従精度が悪化する場合に使用します。
ロボットがワークに追いつけない場合は、値を1より大きくしてください。
ロボットがワークを追い越す場合は、値を1よりも小さくしてください。
-
393~396
597~600
801~804
189~192 定常偏差調整量 mm 0.0000 ワークに対してロボットが常に一定量ずれて追従する場合に使用します。
ロボットがワークに追いつけない場合は、正の値[mm]で指定します。
ロボットがワークを追い越す場合は、負の値[mm]で指定します。
-
397~400
601~604
805~808
197 マルチキャスト. グループアドレス - 239.0.0.1 マルチキャスト通信で使用するグループアドレスを指定します。
通常は、デフォルト値を使用してください。設定を変更する場合は、クラスD(224.0.0.0~239.255.255.255)のIPアドレスを使用してください。
-
198 マルチキャスト. ポート - 5011 マルチキャスト通信で使用するポート番号を指定します。
通常は、デフォルト値を使用してください。
-
199 マルチキャスト. インターフェース - 255.255.255.255

マルチキャスト通信を行うEthernetボードのIPアドレスを指定します。

標準搭載のEthernetコネクタでマルチキャスト通信する場合、デフォルト値("255.255.255.255")を使用してください。
またEthernetボードを増設してマルチキャスト通信する場合はそのIPアドレスを入力してください。
マスタコントローラの増設ボードで通信する場合は、そのIPアドレスを、スレーブコントローラの増設ボードで通信する場合は、そのIPアドレスを入力します。

-
204 コンベア送り量下限値 mm/rev 1.0000 キャリブレーション時にコンベア送り量がこの値より小さいとエラーになります。 -
205~208 最小ワーク間隔(センサ) mm 0 トラッキングバッファ内に存在するワークと重複するデータをTrackSetSensorコマンドで登録しないようにするための閾値です。 -
409~412
613~616
817~820
821~836 IO割込設定 - 0

0(デフォルト) :センサからの割り込みタイミングで取得したエンコーダ値を、TrackSetVisionやTrackSetSensorを実行した後クリアします。

1 :センサからの割り込みタイミングで取得したエンコーダ値を、TrackSetVisionやTrackSetSensorを実行した後クリアしません。
このコンベアのエンコーダ値は、次回コンベアのエンコーダ値を取得するまで保持されます。これにより、例えば同じ長さの2台のコンベアを並列に設置した設備にて、1つのエンコーダ値を共有することが可能になります。

-
837~852 ゼロ点座標X - 0 ビジョンセンサ検出位置を定義するための画像座標上の基準点のX座標です。 A
853~868 ゼロ点座標Y - 0 ビジョンセンサ検出位置を定義するための画像座標上の基準点のY座標です。 A

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