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PacScriptでのエラーの扱い

PacScriptが対象とするエラーの種類

PacScriptが対象とするエラーとしては、コントローラエラーとタスク毎のタスクエラーの2種類があります。

コントローラエラー

コントローラのシステムソフトは、全体を統括するメインモジュールの他に、ロボットの制御、タスク(ユーザ)プログラムの実行制御、I/Oの制御、変数の管理などを行う複数のソフトウェアモジュールで構成されています。コントローラエラーとは、この各ソフトウェアモジュールからメインモジュールに通知されたエラーのことです。

タスクエラー

タスクエラーとは、タスク内で発生したエラーです。

  • タスクエラーはErrオブジェクトにより管理されます。
  • タスクエラーは、エラー状態(エラー発生中の状態)になったとき、自タスクで参照可能です。
  • エラー状態からの復帰時、タスクエラーはクリアされます。

コントローラエラーとして扱われるタスクエラー

以下の条件のタスクエラーは、コントローラエラーとして扱われます。

  1. エラーレベル2以上タスクエラー
  2. ハンドリンクされていないタスクエラー
    On Errorステートメントが定義されていない場合に発生したタスクエラー

各エラーの操作コマンド

操作 コマンド
コントローラエラー タスクエラー
エラー番号を参照する CurErr

Err.Number
Err.OriginalNumber

エラーレベルを参照する ErrLvl Err.Level
エラー内容を参照する ErrMsg Err.Description
エラーをクリアする ClrErr

エラー状態でResume
またはEnd Sub/Function(ブロック終了)実行

エラーを発生させる なし Err.Raise

 

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