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付加軸の無限回転の設定
付加軸を同じ方向へ回転させ続けても、エラーを出させない機能です。付加軸の[無限回転設定]を[無限]にする必要があります。
付加軸無限回転設定上の注意事項
- 回転軸では±360度を超えた位置へ移動させた時、動作完了後に自動的に±360度以内の位置へリセットします。この時、基準位置(CALSET位置)が変更されます。ステップ戻し動作では、位置がクリアされた時点から前の動作を実行することができません。
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無限回転動作命令の有効桁数は7桁です。大きな値を指定すると、実際の位置と異なる場合があります。
例
Drive(5、11111115555)などの値を指定した場合、
11111115555は内部的に1.111111*E+10と表現されていて、5555は省略されます。 - 無限回転で1度に指定する移動量が大きいと数値範囲外のエラーが出ます。この値は、ギア比によって異なります。
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インデックステーブルのような位置決めを要する回転軸として使用する場合は、次の項目にご注意ください。
- 減速比は整数倍のものを使用してください。減速比が整数倍でない場合、多回転により位置ずれが発生します。
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相対動作命令で指定する動作量が小数点以下を含む値の場合、数値表現上指定した位置からわずかにずれた位置へ動作する場合があります。このような相対動作命令を繰り返し使用すると多回転動作後に位置ずれが発生します。
そのような場合は、位置ずれを避けるため補正処理が必要になります。
- 基準位置(CALSET位置)に対してモータ回転数で±32768回転以上動作した状態で、コントローラ電源をOFFすると、次回起動時にCALSETが必要になる場合があります。
これを避けるため、コントローラ電源をOFFするまでに、PosClrを実行してください。
無限回転設定方法
操作経路:[F2 アーム] - [F12 保守] - [F10 軸設定] - [F4 軌道設定]
[軌道設定パラメータ]の無限回転設定を[無限]にします。詳しい設定方法は、「軌道パラメータの設定」を参照してください。
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