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下流限界までの残り時間
残り時間を考慮した対象ワーク選択
TrackTargetPosコマンドでワークを選択した時には下流限界を超えていないが、トラッキング動作中に下流限界を超えてエラーが発生する場合があります。
TrackTargetPosで、下流限界までの残り時間を指定し、下流限界に近いワークを対象ワークとして選択しないようにすることにより、このエラー発生を防ぐことができます。(この機能はVer.2.3.*から有効)
コマンドの使用例
P[10] = TrackTargetPos(1, -1, -1, 1, 1000)
この例では、下流限界までの残り時間が1000ms以下のワークは、対象ワークとして選択されなくなります。
対象ワーク以外の残り時間取得
TrackArrivalTimeで下流限界までの残り時間が取得できるのは、TrackTargetPosで選択した対象ワークのみです。
その他のワークについては、TrackBufferReadコマンドで下流限界までの残り時間が取得できます。(この機能はVer.2.3.*から有効)
コマンドの使用例
'インデックス番号で指定したワークのデータを全て取得
vnData = TrackBufferRead(1, 5, -2)
'下流限界までの残り時間は、ワークデータの13番目に保存されている
I[0] = vntData(12)
'第3引数に12を指定し、インデックス番号で指定したワークの
'下流限界までの残り時間を取得
I[1] = TrackBufferRead(1, -1, 12)
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