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排他通信設定と排他監視設定
各コントローラでマスタ/スレーブの設定を行います。
排他通信設定
操作経路:基本画面 - [F2 アーム] - [F6 補助機能] - [F11 排他制御]
[F2 排他通信設定]を押して画面を開きます。
マスタ/スレーブコントローラで行う設定
「排他制御コントローラ設定」を選択し[F5 編集]を押すと、マスタ/スレーブが選択できるようになります。
マスタコントローラは "1"を、スレーブコントローラは"2"を選択して[OK]を押します。
番号 | 項目名 | 単位 | 初期値 | 内容 |
---|---|---|---|---|
329 | 排他制御コントローラ設定 | - | 0 |
ご使用のコントローラをマスターコントローラまたはスレーブコントローラに設定します。 0:排他なし 1:マスタ 2:スレーブ |
マスタコントローラでの設定
マスタコントローラの場合は、さらに通信設定を行います。
操作経路:基本画面 - [F2 アーム] - [F6 補助機能] - [F11 排他制御] - [F2 排他通信設定]
[F5 編集]ボタンでテンキーを開き、排他制御機能の対象となるコントローラのIPアドレスを入力して[OK]を押します。
IPアドレスに「0.0.0.0」を入力すると、排他グループから外すことができます。
パラメータ一覧
番号 | 項目名 | 単位 | 初期値 | 内容 |
---|---|---|---|---|
330 | 排他制御IP(0)[IP Address] | - | 127.0.0.1 | マスタコントローラのIPアドレスを設定します。 マスタコントローラを排他グループに入れる場合は初期値のまま使用してください。排他グループから外す場合は「0.0.0.0」を入力してください。 |
331 | 排他制御IP(1)[IP Address] | - | 0.0.0.0 | スレーブコントローラのIPアドレスを設定します。 |
332 | 排他制御IP(2)[IP Address] | - | 0.0.0.0 | スレーブコントローラのIPアドレスを設定します。 |
333 | 排他制御IP(3)[IP Address] | - | 0.0.0.0 | スレーブコントローラのIPアドレスを設定します。 |
362 | 排他制御コントローラ起動待ち時間[sec] | sec | 30 |
マスタコントローラが、スレーブコントローラの起動完了を待つ時間を設定します。 |
367 | 排他制御待機タイムアウト時間[sec] | sec | 300 | 排他制御中にロボットが待機する時間の上限値を設定します。待機時間がこの値を越えるとエラー「0x83201567:排他制御待機タイムアウト」が発生します。 |
排他監視設定
必要に応じてマスタ/スレーブコントローラで設定を行います。
この操作を行うにはユーザレベルを「メンテナ」に指定してください。
操作経路:基本画面 - [F2 アーム] - [F6 補助機能] - [F11 排他制御] - [F3 排他監視設定]
[F3 排他監視設定]を押して画面を開きます。
[F5 編集]ボタンでテンキーを開き、監視周期を入力して[OK]を押します。
番号 | 項目名 | 単位 | 初期値 | 内容 |
---|---|---|---|---|
363 | 排他制御監視周期 | ms | 8 | 監視周期を設定します。 |
監視周期タイムアウトが発生した場合、まず監視モデルを減らしてください。効果がない場合は、パラメータ「363:排他制御監視周期」を8msから延ばしてください。
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