ID : 1989
Ethernetのみを使用する場合の配線
Ethernetのみを使用する場合、ロボットコントローラどうしの配線は下図のようになります。
HUB | 通信速度が1Gbps以上のものをご使用ください。 HUBにWINCAPSIII(PC)以外の機器を接続する場合は、協調機能に影響がないかを、実機にて確認してください。状況によりロボットがエラー停止する場合があります。 連動するロボットの制御情報を優先して通信するので、その他の情報の通信(例 : WINCAPSIIIとのデータの送受信)が遅くなる場合があります。 |
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Ethernet通信用LANケーブル | カテゴリ6以上でシールドされたものをご使用ください。 結線方式は、ストレートとクロスのどちらも使用できます。 ご使用環境によっては、フェライトコア追加などのノイズ対策が必要な場合があります。お客様にて十分な動作確認をお願いします。 |
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ソフトウェアライセンス | マスターコントローラ | 有償です。 品番は以下のとおりです。
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スレーブコントローラ | 無償です。 ライセンスの取得方法は、"オプション機能とライセンス"を参照してください。 |
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WINCAPSIIIとロボットコントローラでデータを送受信する時の配線 | 協調機能のシステム調整時には、WINCAPSIIIと、マスターコントローラおよびスレーブコントローラで、データの送受信を行います。その場合は、WINCAPSIIIがインストールされたPC、マスターコントローラ、スレーブコントローラの全てがつながっている必要があります。そのため、上図のように配線します。 |
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その他 | スレーブコントローラではフィールドネットワークを使用できません。WINCAPSIIIにて、スレーブコントローラのI/O割付を、MiniI/O専用に設定してください。 |
増設のLANボードを利用する方法(日本国内のみ)
日本国内では、推奨のLANボード(I/Oデータ製 : ETG3-PCI)をPCIスロットに接続し、そちらにHUBを接続して、PCを接続する方法も利用できます。
この場合、協調機能の通信はコントローラ既設のポートで行い、WINCAPSIIIによるデータ送受信は増設ボードを使用します。
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