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ID : 1989

Ethernetのみを使用する場合の配線

Ethernetのみを使用する場合、ロボットコントローラどうしの配線は下図のようになります。

HUB

通信速度が1Gbps以上のものをご使用ください。

HUBにWINCAPSIII(PC)以外の機器を接続する場合は、協調機能に影響がないかを、実機にて確認してください。状況によりロボットがエラー停止する場合があります。
特に、通信量の多い機器(例 : カメラ)を接続すると、エラーが発生しやすくなるので、できる限りご使用を避けてください。

連動するロボットの制御情報を優先して通信するので、その他の情報の通信(例 : WINCAPSIIIとのデータの送受信)が遅くなる場合があります。

Ethernet通信用LANケーブル

カテゴリ6以上でシールドされたものをご使用ください。

結線方式は、ストレートとクロスのどちらも使用できます。

ご使用環境によっては、フェライトコア追加などのノイズ対策が必要な場合があります。お客様にて十分な動作確認をお願いします。

ソフトウェアライセンス マスターコントローラ

有償です。

品番は以下のとおりです。

ロボットコントローラ購入時に一緒に購入する場合
410002-774*
ライセンスのみ購入する場合
410002-775*
スレーブコントローラ

無償です。

ライセンスの取得方法は、"オプション機能とライセンス"を参照してください。

WINCAPSIIIとロボットコントローラでデータを送受信する時の配線

協調機能のシステム調整時には、WINCAPSIIIと、マスターコントローラおよびスレーブコントローラで、データの送受信を行います。その場合は、WINCAPSIIIがインストールされたPC、マスターコントローラ、スレーブコントローラの全てがつながっている必要があります。そのため、上図のように配線します。

その他 スレーブコントローラではフィールドネットワークを使用できません。WINCAPSIIIにて、スレーブコントローラのI/O割付を、MiniI/O専用に設定してください。

増設のLANボードを利用する方法(日本国内のみ)

日本国内では、推奨のLANボード(I/Oデータ製 : ETG3-PCI)をPCIスロットに接続し、そちらにHUBを接続して、PCを接続する方法も利用できます。
この場合、協調機能の通信はコントローラ既設のポートで行い、WINCAPSIIIによるデータ送受信は増設ボードを使用します。

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