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操作盤ガイド

操作盤とはTPの画面上にユーザが作成した画面を表示する機能です。

プログラマオペレータのために必要な情報だけを表示する画面を作成できます。オペレータの誤操作防止になります。

操作盤のデータ

操作盤のデータは拡張子".pns"のファイルです。

操作盤ファイルはスクリプトと配置されるコントロール(部品)のデータなどで構成されています。

操作盤ファイルの作成はWINCAPSIIIのみで作成できます。

コントロール(部品)の作成/配置はWINCAPSIIIの付属アプリケーションであるPanelDesignerで編集します。

スクリプトはPacScriptと同じ書式です。PanelDesignerTPで編集できます。

操作盤の表示

操作盤は以下の方法で表示します。

  • 基本画面操作盤ボタンを押す。
  • 操作盤の設定自動表示設定を"表示する"にすると、コントローラ電源On時に基本画面ではなく"Main.pns"を表示します。

操作盤タスクはプログラムを選択しての"起動"ボタンや通常タスクからのRunステートメントでは起動できません。

はじめに表示する操作盤ファイルは必ずルート(Source Files)内の"Main.pns"です。操作盤タスク内にPageChangeステートメントを記述して他の操作盤ファイルに表示を切り替えることができます。

"SCREEN"はTPの操作盤画面を管理するタスクです。

操作盤を閉じる

操作盤を閉じるには"操作盤の設定"の"クローズモード"で設定したキーで操作盤を閉じることができます。操作盤タスクも終了します。

操作盤タスクの扱い

操作盤タスクは特権タスクに似た振る舞いをします。

  • 運転モードに限らず実行できます。
  • エラーレベル5以上で停止、エラーレベル4以下では停止しません。
  • 軸の制御権を取得することはできません。

操作盤タスク特有の振る舞いをします。

  • 他の通常タスクや特権タスクから起動できません。
  • 他の通常タスクや特権タスクから停止させたり、一時停止させたりできません。
  • PageChangeステートメントで画面変更します。
  • 操作盤タスクは保存時にタスクを生成しません。他のタスクから操作盤タスクにアクセスすることはできません。

プログラムの作り方によっては、自動モードを認識し、ロボットが動き出す記述も可能です。
リスクアセスメント等で安全性を十分ご確認の上、ご使用ください。

操作盤タスクでのエラー

操作盤タスクでエラーが起きた場合は操作盤タスクは停止しますが、画面表示はそのままです。一度操作盤画面を閉じてから再度表示してください。

操作盤プログラムの書式

操作盤プログラムは通常のPacScriptの書式で以下の要素を記述します。

コントロール(部品)
操作盤画面に配置する部品です。コントロールにはラベルやプッシュボタンなどいろいろな種類があります。コントロールの名称はユーザが任意に命名できます。パネルもひとつのコントロールですが任意に命名することはできません。
プロパティ
コントロールの属性値です。コントロールの大きさや位置、値などコントロールによって必要な属性を操作することができます。
イベント
コントロールに対して起きる出来事に対して動作する処理を記述することができます。ボタンをクリックしたであるとか、キーが押された、時間が経ったなどのイベントをコントロールごとに設定することができます。

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