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行指定実行機能

ティーチチェック時に任意の行よりティーチチェックを行うための行指定のことをいいます。

  • サイクルチェック、送りチェック共に行うことができます。

この操作が必要なとき

ティーチチェック時に任意の行以降の動作、演算を確認修正したい時に行います。

行指定実行の注意事項

  • 指定した行がコメント行、空白行など実行を伴わない行であった場合、その指定した行以降の最初の実行可能行から実行されます。
  • 行指定を行う場合はプログラム一覧から該当プログラムを選択し行指定を行ってください。
  • ローカル変数の宣言文、変数の初期化、軸の制御権の取得の命令を実行せずにローカル変数を使用しようとしたり、演算、モータ動作を行おうとした場合、エラーが発生する可能性があります。
  • ローカル変数はユーザプログラムのWINCAPSIIIからの転送、ティーチングペンダントでのコンパイル時にメモリ上の領域が解放され、DIMやDEFINTなどのローカル変数を宣言する命令が実行されるとメモリ上に確保されます。
    一度確保されたローカル変数領域は解放されるまで保持されるため、一度ローカル変数宣言命令を実行すれば、その後変数宣言命令を実行しなくてもローカル変数を使用できます。
    ただしローカル変数領域が確保されていてもそのローカル変数の初期化(値の代入)をせずに使用した場合、その変数の内容は不定となります。

  • ティーチチェックモードでは複数のプログラムを同時に実行することはできません。
    したがって、別のプログラムの同時実行を指定する動作コマンドはすべて無視されます。

  • ミニペンダントではティーチチェックを行うための行指定はできません。
    操作方法 以下の操作方法はサイクルチェック、送りチェックに共通の操作になります。

操作方法

1

各ティーチチェック(「サイクルチェック」もしくは、「送りチェック」)のSTEP3までを行います。

2

画面上の[表示]を押します。プログラム内容が表示されます。

3

画面上の[行指定実行]を押します。 画面上に入力用のテンキーが表示されます。

4

任意の行番号を入力し、[OK]を押します。入力用テンキーは閉じ、カーソルが移動します。

5

引き続き、各ティーチチェック(「サイクルチェック」もしくは「送りチェック」)のステップ4から行います。

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