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ID : 625

+ 演算子

機能

2つの数値の和、文字列の連結、またはベクトル型データ、ジョイント型データの各要素の和を返します。

構文

expression1 + expression2

指定項目

expression1
数値のデータ、文字列型データ、ベクトル型、またはジョイント型のデータを指定します。
expression2
数値のデータ、文字列型データ、ベクトル型、またはジョイント型のデータを指定します。

戻り値

数値の和、文字列の連結、またはベクトル型データ、ジョイント型データの各要素の和を返します。

解説

数値の和、文字列の連結、またはベクトル型データ、ジョイント型データの各要素の和を返します。

引数の組み合わせによって以下の演算を行います。

数値の和

引数がいずれも数値のデータのとき、数値の和を返します。引数の優先順位の高いデータ型で返します。

Dim aaa As Integer, bbb As Single
aaa = 1000
bbb = 1234.567
PrintDbg aaa + bbb '2234.567 が出力されます。
文字列の連結

引数がいずれも文字列型データのとき、引数の文字列を連結した結果を返します。

Dim aaa As String, bbb As String
aaa = "DENSO"
bbb = "ROBOT"
PrintDbg aaa + " " + bbb '"DENSO ROBOT" が出力されます。
ベクトル型データの各成分の和

引数がいずれもベクトル型データのとき、ベクトル型データの各要素の和をベクトル型データで返します。

ベクトル型データ VecA: V(Xa, Ya, Za)、VecB: V(Xb, Yb, Zb) としたときの戻り値は

ResultVec: V(Xa + Xb, Ya + Yb, Za + Zb) になります。

Dim aaa As Vector, bbb As Vector
aaa = V(100, 200, 300)
bbb = V(10, 10, 10)
PrintDbg aaa + bbb ' V(110, 210, 310) が出力されます。
ジョイント型データの各成分の和

引数がいずれもジョイント型データのとき、各要素の和をジョイント型データで返します。

ジョイント型データ JntA: J(Ax1a, Ax2a, Ax3a, Ax4a, Ax5a, Ax6a, Ax7a, Ax8a)、
JntB: J(Ax1b, Ax2b, Ax3b, Ax4b, Ax5b, Ax6b, Ax7b, Ax8b) としたときの戻り値は

ResultJnt: J(Ax1a + Ax1b , Ax2a + Ax2b, Ax3a + Ax3b, Ax4a + Ax4b, Ax5a + Ax5b, Ax6a + Ax6b, Ax7a + Ax7b, Ax8a + Ax8b) になります。

Dim aaa As Joint, bbb As Joint
aaa = J(50, 100, 150, 200, 250, 300, 350, 400)
bbb = J(11, 12, 13, 14, 15, 16, 17, 18)
PrintDbg aaa + bbb ' J(61, 112, 163, 214, 265, 316, 367, 418) が出力されます。

注意事項

+演算子を使うと、加算と文字列連結のどちらが行われるのかが、事前にはわかりにくいことがあります。コードのあいまいさをなくしてわかりやすくするために、文字列を連結する場合は&演算子を使用してください。

数値のデータとベクトル型データの組み合わせはできません。

ポジション型データの偏差演算はDevで演算してください。

用例

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ID : 625

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