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ファイルパスとタスク

コマンドには引数に"ファイルパス"を指定するコマンドと"タスク"を指定するコマンド、"タスク名"を指定するコマンドがあります。

"ファイルパス"を指定するコマンドは#Includeなどで、ファイルパスを指定して動作します。プログラムファイルに関わらずヘッダファイルなども指定できます。

"タスク"を指定するコマンドはRunKillなどで、タスクを操作したりできます。

"タスク名"を指定するコマンドはGetPublicValueなどのコマンドで引数にタスク名を文字列型データで指定します。

ファイルパスの指定

ファイルパスの指定は拡張子を含めて文字列で指定します。

	#Include "Test.pcs"	'ファイルパスの指定例

タスクの指定

タスクとはファイル名から拡張子を除いたものです。

タスクの指定では変数などの式は使用できません。

タスクを指定するコマンドでファイルが存在しなければエラーです。

	Run Test	'タスクの指定例

タスク名の指定

タスクの指定を文字列型データで指定できます。

	GetPublicValue aaa, "Pro1", "PubAAA"	'タスク名での指定例
	For n = 1 to 10
		GetPublicValue F[10 + n], ("Pro" & n), "PubVal"
	Next

フォルダ構成とファイルパス、タスクの指定

上記の例でのファイルパスの指定とタスクの指定は相対パス指定(自プログラムを基準としたファイルパス/タスクの指定)です。

上記の例"#Include "Test.pcs""や"Run Test"は記述しているプログラムと同じフォルダ階層に存在する"Test.pcs"を呼び出しています。

フォルダ階層の違うファイルを指定する例

下記のフォルダ構造の場合を例にTestProA1に記載するファイル指定の例を説明します。

上位フォルダのファイルを指定する

上位フォルダは"..\"で表します。

#Include "..\TestPro1.pcs"
Run ..\TestPro1
PrintDbg Status(..\TestPro1)

下位フォルダのファイルを指定する

下位フォルダはフォルダ名 + "\"で表します。

#Include "folderAA\TestProAA1.pcs"
Run folderAA\TestProAA1
PrintDbg Status(folderAA\TestProAA1)
	      

別のフォルダ内のファイルを指定する

上位フォルダと下位フォルダを組み合わせて表します。

#Include "..\folderB\TestProB1.pcs"
Run ..\folderB\TestProB1
PrintDbg Status(..\folderB\TestProB1)

ルートフォルダ(Source Files)を基準に指定する

指定を"\"で始めるとルートフォルダを基準にしたファイル指定ができます。

#Include "\folderA\folderAATestProAA1.pcs"
Run \folderA\folderAATestProAA1
PrintDbg Status(\folderA\folderAATestProAA1)

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