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ID : 218

Wait

機能

条件式がTrueになるまでタスクを待機します。

構文

Wait 条件式[, タイムアウト時間[, 格納変数]]

指定項目

条件式
条件式を指定します。
タイムアウト時間
タイムアウトの時間を倍精度実数型データで指定します。単位は"ms"(ミリ秒)です。省略可能です。省略すると条件式が"真(True)"になるまで次行を実行しません。
格納変数
Wait行を条件式成立で抜けたか、タイムアウトで抜けたかを記録する変数を指定します。指定した変数に整数型データの“1”または“0”が代入されます。

解説

指定した条件式が"真(True)"になるまでタスクの実行を待ちます。
Waitコマンドは、1msごとに条件の変化を確認します。
格納変数には条件式の成立で抜けた場合は“1”が代入され、タイムアウトで抜けた場合は“0”が代入されます。

注意事項

  • タイムアウト時間はタスクが一時停止中やステップ停止中でも時間経過します。
  • タイムアウト時間の指定はタスクの負荷などにより誤差が生じることがあります。また、非常に短い時間の指定は誤差が生じます。
  • Waitコマンドは、通常1ms程度の休止時間を挟んで、条件式が成立するまで評価を行います。このため、複数のタスクで同時にWaitコマンドを実行すると、コントローラの処理が高負荷状態になる場合があります。負荷軽減のため、#Pragma Optimize( "wait-idling-time" )コマンドを使用して、Waitの休止時間を調整してください。

用例

'!TITLE "条件プログラム停止"
' 条件式が成立するまでプログラムの停止を行う
Sub Sample_Wait

  ' IOの128番がONするまで待ち、3秒経過しても成立しない場合、次の処理へ移動
  Wait IO[128] = ON, 3000

  ' メッセージ出力ウィンドウにIOの128番目の値を表示
  PrintDbg IO[128]

End Sub

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