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トラッキングバッファデータの削除
TrackTargetPosコマンドの引数設定により、トラッキングバッファから削除されるデータが異なります。
ここでは、下図のようなセンサトラキングの例で説明します。ワーク1からワーク5の順番に上流からワークが運ばれ、センサ通過後に、TrackSetSensorコマンドによりトラッキングバッファにワークデータが登録されると仮定しています。

TrackTargetPos実行前
ワーク1からワーク4のデータがトラッキングバッファに保存されています。
TrackBufferIndexesコマンドでトラッキングバッファのデータを確認できます。
vIndex = TrackBufferIndexes(1, -1)
vIndexの値: (1, 2, 3, 4)
TrackTargetPos(1, -1, -1)実行後
下記のワークデータはトラッキングバッファから削除されます。
- 最下流のロボットの下流限界より下流にあるワークデータ(この例ではワーク1)
- TrackTargetPosで取得したワークデータ(この例ではワーク2)
TrackTargetPos(1)
vIndex = TrackBufferIndexes(1, -1)
vIndexの値: (3, 4)
TrackTargetPos(1, -1, -1, 1)でトラッキングバッファを保持した場合
最下流のロボットの下流限界より下流にあるワークデータのみがトラッキングバッファから削除されます。
TrackTargetPosコマンドで取得したデータを削除するには、TrackTargetReleaseコマンドを使用します。
Case1
TrackTargetPos(1, -1, -1, 1)
vIndex = TrackBufferIndexes(1, -1)
vIndexの値: (2, 3, 4)
Case2:TrackTargetPosで対象にしたデータのIndex番号を取得
TrackTargetPos(1, -1, -1, 1)
vIndex = TrackBufferIndexes(1, 1)
vIndexの値: (2)
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