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システムを安全に使用していただくためのご注意

ここではMC8シリーズでロボットシステムを構成する場合の注意点を記載してあります。
詳細に関しては、ロボット国際安全規格ISO 10218-1:2011を参考にしてください。

駆動する機構に関するご注意

  1. 駆動する機構が、作業者等に危害をあたえる可能性がある場合は、ガード等を設置し、危険を防止するようにしてください。
  2. 駆動する機構が、最大移動範囲を持つ軸となる場合は、十分な能力のある調整可能なメカストッパを用意してください。
  3. 駆動する機構が、2、3番目に大きい移動範囲を持つ軸となる場合は、十分な能力のある軸制限装置を用意してください。
  4. 駆動する機構が、ブレーキ開放時に作業者に危害をあたえる可能性がある場合は、警告ラベルにより危険の表示を行ってください。
  5. 駆動する機構が、容易に持ち運ぶことができない場合は、吊り上げの為の手段を用意してください。
  6. 駆動する機構に、ラベルなど貼り、駆動する軸番号が確認できるようにしてください。

モータの設置、接続に関するご注意

  • モータを接続するケーブルには、適切なノイズ対策を実施してください。
  • 使用条件によりモータの表面が高温となり、そこに作業者等が触れる恐れがある場合は、高温であることを警告するラベルを貼り付けてください。
  • 各モータは、0.02Ω以下のインピーダンスで接地してください。接地に用いるケーブルは、2.5mmˆ2以上の線を使用してください。

データ提供に関するご注意

モータで駆動する機構の移動範囲が、3番目以下になる軸は、最大停止時間、距離を取扱説明書等により、ユーザに提示してください。

 

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