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概要

MC8シリーズは、X-Yテーブル等、ACサーボモータ駆動の位置決め機構を制御するためのコントローラです。

MC8シリーズを使用したシステムの例を下図に示します。まず、ティーチングペンダントを用いてX-Yテーブル等を動作させて位置を記憶させます。また、同時に外部装置と同期のための条件なども記憶させます。その後、自動運転を行なうとメモリに記憶されたデータを読みだしながらX-Yテーブル等はプログラムされた動作を行ないます。なお、操作方法はRC8シリーズロボットコントローラ搭載のロボットと同じです。

 

MC8シリーズについて

MC8シリーズには、MC8AとMC8の2種類があります。

MC8Aの仕様などはRC8Aロボットコントローラと基本的に同じです。

MC8の仕様などはRC8ロボットコントローラと基本的に同じです。

型式については、RC8シリーズの「コントローラ型式」を参照してください。

ただし、区分Aと区分Bのコードは、下表になります。

コントローラ 区分A 区分B
MC8A RC8A MC81
MC8 RC8 MC81

機能、使用上の注意

MC8シリーズの機能は、基本的にはロボット用コントローラと同じですが、アーム機構が特定できないため、下記の動作やコマンドを使用すると、予期しない動きをする恐れがありますので、注意してください。

  • CP動作(直線補間 MOVE Lや円弧補間 MOVE C)
  • TOOL動作
  • ROTATEコマンド
  • 座標指示動作(DRAW)
  • PALTコマンド
  • APPROACHコマンド
  • DEPARTコマンド
  • 自由曲線補間動作 Move S
 

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