ID : 5070
Array
機能
Variant型の配列を作成します。
構文
Array(値リスト)
指定項目
- 値リスト
- 値のリストをカンマ(,)で区切って指定します。指定した値が配列の要素として格納されます。異なるデータ型の値を指定することも可能です。
戻り値
Variant型の配列を返します。
解説
- 配列の要素を参照するには、変数名の後にかっこを付け、かっこの中に参照する要素のインデックス番号を指定します。
インデックス番号は0から順に番号付けされています。下記の例では3番目の要素である"30"が出力されます。
Dim A As Variant
A = Array(10,20,30)
PrintDbg A(2) ' 30が出力される
- インデックス番号が範囲外の場合は、8160800Cのエラーが実行時に発生します。
- 値リストの値に変数を使用した場合は、プログラム実行時に評価された値が使用されます。
関連項目
注意事項
- 配列の中に配列を定義することができます。このような配列はジャグ配列(Jagged array)と呼ばれます。ジャグ配列へのアクセスは下の例のようにVariant変数を経由して間接的に行う必要があります。
Dim a As Variant
Dim b As Variant
a = Array( Array(0,1,2) , Array(3,4) ) ' ジャグ配列作成
b = a(0) ' Array(0,1,2) を取得
PrintDbg b(0), b(1), b(2) ' 0,1,2 が出力される
b = a(1) ' Array(3,4) を取得
PrintDbg b(0), b(1) ' 3,4 が出力される
下の例のように直接アクセスするとPacScriptではコンパイルエラーになります。
Dim a As Variant
a = Array( Array(0,1,2) , Array(3,4) ) ' ジャグ配列作成
PrintDbg a(0)(0), a(0)(1), a(0)(2) 'エラー
用例
下記の例では、色とコードの対応リストが出力されます。
Pro1.pcs
Sub Main
Dim n As Integer
Dim vColor As Variant
vColor = Array( "RED", &H0000FF, "GREEN", &H00FF00, "BLUE", &HFF0000 )
For n=0 To Ubound(vColor)/2-1
PrintDbg vColor(n*2), Hex(vColor(n*2+1))
Next
End Sub
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