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プログラムNo.選択(入力)
機能
この信号を入力することにより、実行するプログラムNo.が外部機器から指定できます。
入力条件と動作
- 外部モードのみ実行可能。外部モード以外の場合、エラーが表示され、モータ電源をOFFします。
- プログラムNo.選択信号は次ページ表に示すように20~26とパリティビットの8ビットで構成されます。
- 10進のプログラムNo.を2進の20~26とパリティビットに変えて入力します。
- 短絡はビット値=1、開放はビット値=0を表し、パリティビットは奇数パリティです。
- プログラムNo.選択信号は、下図に示すように、プログラムスタートより必ず先(1ms以上)に入力し、ロボットがスタートするまで、状態を維持してください。この条件を満足しないとエラーを表示して、モータ電源をOFFします。(注:このとき、標準仕様の場合は内部自動モードへの切り替えを行ない、グローバル仕様の場合は単一位置制御機能の設定に従い外部自動モードのままです。)
状態図
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プログラムNo.選択信号(互換モード)
⑥20~26とパリティビットの合計8ビットにある1の合計数が奇数になるように、パリティビットに1または0を入力します。
例:プログラムNo.が15の場合は、20~26のビット状態は(001111)となり、1の合計が4個で偶数になっています。そこで、パリティビットを1にして、合わせて1の合計数を5個にして、奇数にします。
- ビット値=1は短絡、ビット値=0は開放です。
- 外部から起動できるプログラムは、PRO0~PRO127に限られます。
- パリティビットの無効化は推奨しません。
プログラムNo.選択信号例
入力信号 |
プログラムNo.(十進) |
|||||
1 | 15 | 26 | 65 | |||
20 | = | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 |
21 | = | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 |
22 | = | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 |
23 | = | 8 | 0 | 1 | 1 | 0 |
24 | = | 16 | 0 | 0 | 1 | 0 |
25 | = | 32 | 0 | 0 | 0 | 0 |
26 | = | 64 | 0 | 0 | 0 | 1 |
パリティ |
0 | 1 | 0 | 1 |
パリティを考慮したプログラムNo.選択信号のシーケンス回路例を下図に示します。
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