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コマンド入力支援機能

概要

一部のコマンドを自動入力する機能です。必要なパラメータなども一度に入力できますので、プログラム入力を容易にします。手動モードのみ使用可能です。本機能はVer1.8.*から使用可能です。

コマンド入力画面

記号 項目 説明
A コマンド追加カーソル コマンドを追加する行を表示します。画面タッチ、上下キー、ジョグダイアルで移動することができます。
B コマンド文字列表示領域 現在設定されているコマンドとパラメータを文字列で表示します。
C コマンド選択ボタン コマンドリスト画面へ表示を切り替えます。
D 前ページボタン コマンドリストの前ページを表示します。
E 次ページボタン コマンドリストの次ページを表示します。
F パラメータボタン 各パラメータのボタンを押下すると、パラメータ選択画面へ表示を切り替えます。
G パラメータ値 現在設定されているパラメータ値を表示します。
H パラメータ値設定ボタン パラメータ値に任意の値指定がある場合に表示されます。テンキーが表示されますので任意の値を入力して、[OK]ボタンを押下すると値が確定します。ボタンの種類は以下の2つがあります。
  • 変数番号ボタン
    任意の変数番号を入力します。
  • 数値入力ボタン
    任意の数値を入力します。
I オプションボタン
(Ver.1.12.*以降)

Approach、Moveコマンドでの[行追加]時のオプションを表示します。以下の3つから選択し[OK]ボタンを押します。

  • 位置取込、変数番号インクリメントはしない
    コマンド文字列の行追加のみを行い、位置取込、変数番号インクリメントは行いません。
  • 位置取込、変数番号インクリメントをする
    コマンド文字列を行追加するときに、指定変数への位置取込と指定した変数番号のインクリメントを行います。
  • 変数番号インクリメントのみする
    コマンド文字列を行追加するときに、指定した変数番号のインクリメントを行います。位置取込は行いません。
J 行追加ボタン

現在設定されているコマンドとパラメータの文字列をコマンド追加カーソルの位置へ挿入します。

K

位置取込
(Ver.1.13.*以降)

ロボットの現在位置の座標を取込みます。(*1)

*1:変数への取込みや直値の書換えができます。

  • 変数の場合
    カーソルのある行でグローバル変数のP型、J型、T型変数を使用している場合は、変数に値を取込みます。
        Move P, P[0]
    ただし、P型、J型、T型のインデックスに変数、関数、マクロ定義が使用されている場合は、位置取込ができません。
        Move P, P[aaa] '位置取込不可
  • 直値の場合(Ver.1.13.*以降)
    P型、J型、T型の直値が表記されている場合は、その値を現在位置の値に書換えます。
        Move P, P( 446.7207, 275.725, 329.036, 180, -0.0122849, -148.3163, 5 )
    ただし、P型、J型、T型の要素に変数、関数、マクロ定義が使用されている場合は、位置取込ができません。
        Move P, P( aaa, 275.725, 329.036, 180, -0.0122849, -148.3163, 5 ) '位置取込不可

手順

コマンド入力支援機能の使用方法は以下の手順で行います。

  1. コマンドを選択する。
  2. 設定するパラメータを選択し、値を決定する。
  3. コマンドを挿入する。

ここではプログラムの7行目に「Depart L, @P 50」を入力する場合を例に説明します。

1

[F1 プログラム] - 編集するプログラムファイルを選択 - [F5 編集] - [SHIFT]を押して[コマンドビルダ]を選択します。

「コマンド入力画面」が表示されます。

2

コマンドを挿入する位置を設定します。画面タッチ、上下キー、ジョグダイアルを使用してコマンド追加カーソルを6行目に移動します。

コマンド追加カーソルが6行目に移動しました。

3

「コマンド選択」ボタンを押します。

コマンドリストが表示されます。

4

コマンドリストから「Depart」を選択します。

コマンド「Depart」が選択されました。

5

動作補間を設定します。「動作補間」ボタンを押します。

動作補間リストが表示されます。

6

動作補間リストから「L」を選択します。

動作補間が設定されました。

7

パス開始変位量を設定します。「パス開始変位量」ボタンを押します。

パス開始変位量リストが表示されます。

8

パス開始変位量リストから「@P」を選択します。

パス開始変位量が設定されました。

9

デパート長を設定します。デパート長項目の「数値入力」ボタンを押します。

テンキーが表示されます。

10

"50"と入力して[OK]を押します。

デパート長が設定されました。

11

コマンドを挿入します。「行追加」ボタンを押します。

7行目にコマンドが挿入されました。

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