ID : 5802
プログラム優先モード
ティーチングペンダントの画面を一定の表示にすることで、プログラムの処理速度を向上させるモードです。
開始方法
プログラム優先モードは、ティーチングペンダント起動時に開始する方法と、ティーチングペンダントが起動している状態で開始する方法の2つがあります。
b-capスレーブのライセンスを追加しているとプログラム優先モードは使用できません。
ティーチングペンダント起動時に開始する方法
1
操作経路:[F6 設定]-[F2 システム情報]-[一般タブ]-[F6 VRC設定]
VRC設定画面のパラメータ「起動時プログラム優先モード設定」を"1:有効"に設定します。
2
自動モードでコントローラを再起動すると起動時からプログラム優先モードを開始します。
ティーチングペンダント起動状態で開始する方法
1
操作経路:[F6 設定]-[F8 オプション]
[F2 プログラム優先モード]ボタンを押すと「システムメッセージ」ウィンドウが表示されます。
2
自動モードで「OK」ボタンを押すとプログラム優先モードが開始されます。
プログラム優先モードの表示
プログラム優先モード中の画面表示は下図のようになります。
プログラム優先モード中で使用可能なボタンは、非常停止、STOP、Cancelキー、画面上の「Cancel」ボタン、MOTOR、LOCKになります。
解除方法
プログラム優先モードの解除方法は以下の2つがあります。
- Cancelキーまたは、画面上の「Cancel」ボタンを押すと、プログラム優先モードは解除されます。
- 自動モードから手動モードに切り替えると、プログラム優先モードは解除されます。
プログラム実行中にプログラム優先モードを解除すると、エラー「81201001 ウォッチドッグタイムオーバです。」が発生することがあります。
ID : 5802