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ロボット本体の設置環境

適切な設置環境の確保

ロボット本体およびロボットコントローラを設置するにあたっては、「安全上のご注意 」の「設置上の注意」の各項目に、使用環境が合っていることを確認してください。また、振動によって機器が影響を受けないように配慮してください。

設置環境が適切でないと、機能や性能が十分発揮されないばかりでなく、機器の寿命を縮めたり、思わぬ故障の原因となったりすることがあります。

ロボット本体とロボットコントローラの接続

ロボット本体とロボットコントローラは、セットで調整して出荷しています。複数台のロボットをご購入の場合、ロボット本体とロボットコントローラの組み合わせを間違わないようにしてください。

ロボット本体とロボットコントローラのシリアルナンバーは、同じ組み合わせになっています。

ロボット本体の設置環境

ロボット本体の設置環境を、下表に示します。また、設置用架台は、下図を参考に、充分な剛性のものを準備してください。

ロボットを含む設備に電気溶接は行なわないでください。モータエンコーダやロボットコントローラに大電流が流れ、故障する危険があります。電気溶接が不可欠な場合は、設備からロボット本体とロボットコントローラを一旦取外してください。

項目 環境・条件
設置用架台の平面度

0.1/500mm

架台例」参照

設置用架台の剛性

鉄鋼材料を使用すること

架台例」参照

設置方向 床置き
周囲温度 運転時:0~40℃
保管・運送時:-10~60℃
湿度 運転時:20~90%RH(結露不可)
保管・運送時:40~75%RH(結露不可)
振動 運転時:4.9 m/s^2 (0.5G)以下
保管・運送時:29.4 m/s^2 (3G)以下
安全な設置環境 適切な設置環境の確保」参照
作業スペース等

点検、分解のためのスペースが充分確保されていること

ロボット本体からコントローラまでの配線経路を確保し、ケーブルの自重が直接コネクタにかからないように、取付面あるいは梁に配線を固定すること

接地条件 機能接地「ロボット本体の接地」参照
  • ロボットを高速で動作させると、設置用架台には大きな反力が加わります。反力によって架台が振動したり、位置ズレをしないよう、充分な剛性を持たせてください。また、質量の大きい他の設備とロボット架台を機械的に結合させることも有効です。
  • 架台によっては、ロボットの動作時に共振音(うなり音)が発生する場合があります。共振音が大きいときは、架台の剛性をあげるか、ロボットの速度を調整してください。

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架台例