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設置上の注意1

適切な設置環境の確保

標準タイプとクリーンルーム仕様

標準タイプとクリーンルーム仕様は、次のような場所に設置することはできません。

  1. 引火性、爆発性の雰囲気
  2. 酸・アルカリ等の腐食性物質の雰囲気
  3. 大型のインバータ、大出力の高周波発信器、大型のコンタクタ、溶接機などの電気ノイズ源の近傍
  4. 液体に没する場所
  5. 金属粉、小さい削りクズ等の飛散している雰囲気
  6. ミスト雰囲気

防塵防滴タイプ

防塵防滴タイプは、次のような場所に設置することはできません。

  1. 引火性、爆発性の雰囲気
  2. 酸・アルカリ等の腐食性物質の雰囲気
  3. 大型のインバータ、大出力の高周波発信器、大型のコンタクタ、溶接機などの電気ノイズ源の近傍
  4. 液体に没する場所
  5. 弊社推奨切削油以外での雰囲気
    弊社推奨切削油については、各ロボットの取扱説明書の仕様表またはメーカーオプションを参照してください。
  6. イオウ含有の切削液・研削液等のミスト雰囲気
  7. 金属粉、小さい削りクズ等の飛散している雰囲気

耐悪環境タイプ

耐悪環境タイプは、次のような場所に設置することはできません。

  1. 引火性、爆発性の雰囲気
  2. 酸・アルカリ等の腐食性物質の雰囲気
  3. 大型のインバータ、大出力の高周波発信器、大型のコンタクタ、溶接機などの電気ノイズ源の近傍
  4. 液体に没する場所
  5. 弊社推奨切削油以外での雰囲気
    弊社推奨切削油については、各ロボットの取扱説明書の仕様表またはメーカーオプションを参照してください。
  6. イオウ含有の切削液・研削液等のミスト雰囲気

ロボットコントローラについて

ロボットコントローラは、防塵防滴および耐悪環境構造ではありません。

次のような場所に設置することはできません。

  1. 引火性、爆発性の雰囲気
  2. 酸・アルカリ等の腐食性物質の雰囲気
  3. 大型のインバータ、大出力の高周波発信器、大型のコンタクタ、溶接機などの電気ノイズ源の近傍
  4. 液体に没する場所
  5. 金属粉、小さい削りクズ等の飛散している雰囲気
  6. ミスト雰囲気
  7. 導電性汚染が生じる雰囲気

ミスト雰囲気等の環境で使用する場合は、ロボットコントローラ保護ボックス(オプション設定)をご使用ください。

作業空間の確保

ロボット本体および周辺機器は、ティーチング・保守点検等の作業を安全に行なうための作業空間を、十分に確保して、設置してください。

制御装置はロボット可動制限領域の外へ設置

ロボットコントローラ・ティーチングペンダントおよびミニペンダントの設置場所は、ロボットの可動制限領域の外で、かつロボットの作業が見渡せて操作しやすい場所に設置してください。

また、非常停止スイッチでロボットを停止させる際、間違って別のロボットの非常停止を押してしまうことを防止するため、ティーチングペンダント及びミニペンダントは、どのロボットと接続されているかがわかるように設置してください。

計器類の設置

圧力計・油圧計その他の計器は、作業者の見やすい場所に設置してください。

電気配線・油空圧配管の保護

  • 電気配線・油空圧配管が、損傷を受けるおそれのある場合は、覆い等を設け保護してください。
  • 接続部に過度な力が加わらないようにしてください。

D種接地の確保

ロボット用電源の電源アース(保護接地)はD種接地(接地抵抗100Ω以下)としてください。

非常停止スイッチの設置

非常の際に、ただちにロボットの運転を停止できるよう、作業者が容易に操作できる位置に非常停止スイッチをISO 13850に従って設置してください。

運転状態表示灯の設置

ロボットが単に一時停止しているのか、非常・異常停止しているのかが、作業者に判るように、見やすい位置に表示灯を設置してください。

UL仕様ロボットは、ロボットアームにモータONランプを装着しています。

運搬・設置作業の注意

  • 一人での作業が許可されている軽量小型のロボットを除き、運搬・設置作業は2名以上で行なってください。また、人手による無理な作業を避け十分な性能のクレーンやリフトを使用してください。
  • ワイヤは、所定の吊りボルト(アイボルト)に固定してください。吊りボルト以外の場所に固定して吊すと、破損し怪我をする危険があります。
  • 作業者は、防護具(ヘルメット・安全靴・安全めがね・手袋)を着用してください。

オプションの食品用ロボットジャケットを使用する場合において

  • ロボットジャケットをロボットに取付けたままジャケットの上からロボットを持ち上げて移動すると、ジャケットがずれてロボットが落下するおそれがあります。ロボットを別の場所に移動する際は、必ずロボットジャケットをロボットから取り外してください。
  • ロボット底面にたるんだジャケット生地を踏んでしまい転倒することを防ぐために、ロボットジャケットを取り付けるときには必ず底面(ベース)部も固定してください。

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