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モータを安全にご使用いただくためのご注意
ここでは付加軸用モータに関する注意点のみ記載してあります。ロボットに関する取扱い上の注意点は、ロボットの各取扱説明書をご参照ください。
モータの取扱い上のご注意
- 移動・配線・点検時は必ず電源が遮断されていることを確認してください。
- モータケーブルは傷つけたり、無理なストレスをかけたり、重いものを乗せたり、挟み込んだりしないでください。
- 運転中、モータの回転部には絶対に触れないようにしてください。
- モータおよび周辺機器は、通電中や電源遮断後の暫くの間は高温になっている場合がありますので、触れないでください。
- モータを運搬するときは、ケーブルを持って運搬したり、モータの軸や検出器を支持して運搬したりしないでください。
- モータに重いものを乗せたり、ぶらさげたりしないでください。
- モータに強い衝撃を与えないでください。
- 地震等が発生後に運転するときは、必ずモータの設置状態と機械の安全性を確認の上、行なってください。
- モータの改造・分解修理は行なわないでください。
モータ設置上のご注意
- 付加軸用モータは指定されていますので、指定以外のモータは使用しないでください。
- ロボットコントローラと組み合わせて使用する付加軸用モータは、容量等が規定されていますのでモータの選定は適切に行なってください。
- モータを付加軸仕様コントローラに接続するとき、モータの軸番号を間違えないように確実に設置してください。
- 配線は正しく確実に、ケーブルにストレスが加わらないよう下記の点に注意してください。
- ケーブルの口出し部・接続部に屈曲や自重によるストレスが加わらないようにしてください。
- 付加軸用モータが移動するような使い方をする場合は、モータ付属のケーブルを固定し、その先に接続されるケーブルをケーブルベアに収納し、屈曲によるストレスができるだけ小さくなるようにしてください。
- ケーブルの屈曲半径はできるだけ大きくとってください。
- 出力軸の許容荷重に関しては下記に注意してください。
- 設置時・運転時にモータの軸に印加されるラジアル荷重・スラスト荷重が機種ごとに定められた許容値を満足するように、機械系を設計してください。
- 微小な芯ズレにより生じるラジアル荷重を許容値以下とするため、サーボモータ専用のできるだけ剛性の高い、フレキシブルカップリングを使用してください。
- リジットカップリング使用の際は、取り付けに十分ご注意ください。過大な曲げ荷重は、軸折損やベアリング寿命を短くする原因となります。
- モータの軸端へのカップリング取り付け、取り外し時には、軸にハンマーなどで直接衝撃をかけないでください。反負荷側軸端に取り付けているエンコーダが損傷します。
芯だしは十分にしてください。不十分ですと、振動を起こし、軸受けが損傷します。 - モータは腐食性の雰囲気、引火性のガスの雰囲気、可燃物の側では絶対に使用しないください。(モータは防爆構造にはなっていません。)
なお、モータの保護等級はIP67(ケーブル先端部は除く)です。 - 地震などの災害時にも火災および人身事故が起こらないよう、確実に設置・据え付けを行なってください。
モータ保管上のご注意
- 雨や水滴のかかる場所、有害なガスや液体のある場所で保管しないでください。
- 直射日光を避け、決められた温度・湿度範囲で保管してください。
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