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ロボットシステムを安全に使用していただくためのご注意
ここでは付加軸モータでシステムを構成する場合の注意点を記載してあります。詳細に関しては、ロボット国際安全規格ISO 10218-1:2011を参考にしてください。
付加軸モータで駆動する機構に関するご注意
- 付加軸モータで駆動する機構が作業者等に危害をあたえる可能性がある場合は、ガード等を設置し、危険を防止するようにしてください。
- 付加軸モータで駆動する機構が、ロボットの各軸を含め、最大移動範囲を持つ軸となる場合は、十分な能力のある調整可能なメカストッパを用意してください。
- 付加軸モータで駆動する機構が、ロボットの各軸を含め、2,3番目に大きい移動範囲を持つ軸となる場合は、十分な能力のある軸制限装置を用意してください。
- 付加軸モータで駆動する機構が、ブレーキ開放時に作業者に危害をあたえる可能性がある場合は、警告ラベルにより危険の表示を行ってください。
- 付加軸モータで駆動する機構が、容易に持ち運ぶことができない場合は、吊り上げの為の手段を用意してください。
- 駆動する機構にラベルなど貼り、駆動する軸番号が確認できるようにしてください。
付加軸モータの接続に関するご注意
付加軸モータを接続するケーブル接続時には、適切なノイズ対策を実施してください。
付加軸モータ設置に関するご注意
使用条件によりモータの表面が高温となり、そこに作業者等が触れる恐れがある場合は、高温であることを警告するラベルを貼り付けてください。
エンドユーザへのデータ提供に関するご注意
付加軸モータで駆動する機構の移動範囲が、ロボットの各軸を含め、3番目以下になる場合は、該当軸の最大停止時間、距離を取扱説明書等により、エンドユーザに提示してください。
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