ID : 2647
コネクタの組付け手順
締付けナットへのEthernetケーブルの組付け手順を説明します。
端子に印刷されている線色はストレート結線用(TIA/EIA-568-B)です。その他の結線を行いたい場合は、「ピン配置と印刷されている線色」を参照して結線してください。
組付け手順は下記リンクに動画がありますので、併せて見ていただくとよりわかりやすくなります。
https://video.phoenixcontact.com/tutorial/global/2015/15_4_006_Hardware_Tutorial_Sensor-actuator_connectors_EN.mp4
1
ケーブルの端末処理をします。
ケーブル端からL1(40~80mm)剥いてください。
(推奨工具:フエニックス・コンタクト製 WIREFOX-D 11 (1212160))
L1が長いほど作業性が向上します。
2
ケーブルのシールド線を処理します。
シールド線をL2=約6㎜残し、電線以外のもの(電線を覆っているアルミ箔や、電線と電線の間にある紐など) を取り除きます。
ケーブル外形により処理方法が異なります。
- φ≧6mm:折り返さない
- φ<6mm:ケーブルシース上に折り返す
3
シールド線を太さφ6~7程度になるよう、付属の粘着剤付導電テープで束ねます。
ツイストペアの場合は撚りを戻し、締付けナットの端子の色(STEP 5で説明)に合わせて整えておくと、スムーズに作業を行えます。
4
締付けナットにケーブル線を通します。
シールド線を束ねた箇所が、締付けナット内部の金属ばねに接触するまでケーブルを軽く押し込みます。
5
端子の色と同じ色の電線を、端子の隙間に押し込みます。
6
余分な電線をニッパーで切ります。
7
プラグと締付けナットの矢印を合わせ、プラグに締付けナットを挿入します。
矢印が見えなくなるまで手で締付けナットを回します。
8
レンチ(口幅15mm)でプラグの側面にある平らな面を挟んで固定し、締付けナットをトルクレンチで増し締めします。(推奨トルク値:5Nm)
ケーブル厚、シース材質の違いにより、プラグと締付けナットの間に隙間が生じることがありますが、防水性には影響ありません。
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