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ツール座標系とツール定義

ツールの寸法や向き合わせて、メカニカルインタフェース座標系の原点を、別の点にオフセットし、メカニカルインタフェース座標系のZ軸周りに回転させた直交座標を、ツール座標系といいます。

オフセットした点はツール座標系の原点になり、これを一般にTCP(Tool Center Point)と呼びます。

また、ツール座標系を設定することを、ツール定義と呼びます。メカニカルインタフェース座標系を基準にして、オフセットの量や、回転の角度を設定します。

ツール座標系は最大63種類の登録ができ、TOOL1からTOOL63までのツール座標番号を付けます。ツール0番(TOOL0)は、メカニカルインタフェース座標系を表します。

ツール定義の入力パラメータは下表の通りです。各入力パラメータは各ツール座標上でのツールオフセット値を示します。 RX、RYは0を指定します。

ツール要素 意味 単位
X Xt方向オフセット量
Y Yt方向オフセット量
Z Zt方向オフセット量
RX 0
RY 0
RZ RZt方向回転角度

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