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モータ電源を切る
ロボットの型式により、軸にブレーキ機能が付いていない場合があります。ブレーキ機能のない軸はモータ電源を切ると、保持トルクが消失し、重力その他の外力により予期しない動きをすることがあります。これは、非常に危険ですからご注意ください。
次のいずれかの場合には、モータ電源を切ることが必要です
- ロボットの動作範囲に入るとき。
- コントローラの電源を切りたいとき。
- ロボットを手で動かしたいとき。
- パラメータの修正をするとき。
- CALSETを実行するとき (キャリブレーションする軸の選択または選択解除)。
- 各軸ブレーキのいずれかを解除するとき。
モータ電源を切る方法
モータ電源は以下の方法で切ることができます。
起動権の設定には関係ありませんので、事前に起動権を設定する必要がありません。
また、運転モードを自動モードから手動モードに変更すると、モータ電源が切れます。
- ティーチングペンダント/ミニペンダント
- PacScriptコマンド
- I/O
モータ電源を切った時の停止処理
モータ電源を切った時、通常タスクが停止します。
通常タスクが動作している最中にモータ電源を切ると、全ての通常タスクがコンティニュ停止します。
ただし、設定によって停止しないようにすることもできます。
その場合は非動作命令実行中にモータ電源を切ることはできますが、ロボット動作中にモータ電源を切るとエラーになります。
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