ID : 640
Vis.Trans
機能
視覚座標をロボット座標(X, Y, Z)に変換します。
構文
Vis.Trans Cal番号, 視覚座標X, 視覚座標Y
指定項目
- Cal番号
- Calデータテーブルの番号(0~31)を整数型データで指定します。
- 視覚座標X
- 視覚座標のX座標を単精度実数型データで指定します。
- 視覚座標Y
- 視覚座標のY座標を単精度実数型データで指定します。
戻り値
ロボット座標(X, Y, Z)をベクトル型データで返します。
解説
変換行列を使って、視覚座標をロボット座標(X, Y, Z)に変換します。
変換行列については、Vis.CalTransのCalテーブルを参照してください。Calテーブルのデータ番号0~11が変換行列の12要素です。
注意事項
- このコマンドを使用する前に、Vis.CalTransコマンドやVis.SetCalDataコマンドを使用して、あらかじめ変換行列をCalテーブルに登録しておく必要があります。
- このコマンドではロボット座標のX、Y、Z成分を計算するだけですので、動作コマンドを実行するためには、RX、RY、RZ成分を別途設定する必要があります。
用例
'!TITLE "視覚座標からロボット座標へ変換"
' Cal番号1の視覚座標のX座標,Y座標が30をロボット座標へ変換
Sub Sample_VisTrans
Dim aaa( 1 ) As Single
Dim bbb( 1 ) As Single
Dim ccc( 1 ) As Single
Dim ddd As Vector
Dim eee As Vector
Dim fff As Vector
Dim ggg As Integer
Dim hhh As Vector
ggg = 1
aaa( 0 ) = 50
aaa( 1 ) = 50
bbb( 0 ) = 50
bbb( 1 ) = 300
ccc( 0 ) = 500
ccc( 1 ) = 300
ddd = V( 325, 112.5, 279 )
eee = V( 200, 112.5, 279 )
fff = V( 200, -112.5, 279 )
' 視覚座標とロボット座標のキャリブレーション
Vis.CalTrans ggg, aaa( 0 ), aaa( 1 ), ddd, bbb( 0 ), bbb( 1 )
eee, ccc( 0 ), ccc( 1 ), fff
' 視覚座標をロボット座標(X、Y、Z)に変換した座標位置を代入
hhh = Vis.Trans( 1, 30, 30 )
' メッセージ出力ウィンドウに視覚座標をロボット座標(X、Y、Z)に変換した座標位置を表示
PrintDbg hhh
End Sub
ID : 640