VISREADQR  (ステートメント)


QRコードを読み取ります。


VISREADQR <ウィンドウ番号>,<X座標>,<Y座標>,<モード>[,<2値下限>
[,<2値上限>] ]


<ウィンドウ番号>
ウィンドウの番号を指定します。(0~511)
<X座標>
X座標を指定します。(0~511)
<Y座標>
Y座標を指定します。(0~479)
<モード>
2値化の方法を指定します。
0:自動2値化(判別分析法で処理範囲内を2値化します。)
1:指定値で2値化(命令中の2値化レベルに基づき2値化します。)
<2値下限>
2値化する際の下限レベルを指定します。(0~254 下限 < 上限)
省略時0を指定します。
<2値上限>
2値化する際の上限レベルを指定します。(1~255 下限 < 上限)
省略時255を指定します。
  • 処理範囲をウィンドウで指定します。
  • 指定できるウィンドウの形状は矩形の角度0°のみです。その他のウィンドウまたは、指定したウィンドウの位置が画面からはみ出した場合エラーになります。
  • 処理対象はVISWORKPLNで指定した画面になります。
  • コードの内容はボード内のメモリに格納され、VISGETSTRで取得することが可能です。
  • コードにエラーなどがあり、読み取れなかった場合、VISSTATUS(0)の結果が-1になります。
  • 以下は処理結果取得関数で得ることができるデータです。
    VISSTATUS (n)
    n
    項目
    0
    実行結果 0=正常 -1=異常
    1
    文字数(バイト単位)
    2
    実行時間

    VISGETNUM(a、b)
    b
    a = 0
    a = 1
    a = 2
    a = 3
    0
    文字数(バイト単位)
    unknown
    unknown
    unknown
    1
    X座標値
    基準マーク1 X
    座標値
    基準マーク2 X
    座標値
    基準マーク3 X
    座標値
    2
    Y座標値
    基準マーク1 Y
    座標値
    基準マーク2 Y
    座標値
    基準マーク3 Y
    座標値
    3
    角度
    unknown
    unknown
    unknown
    4
    unknown
    unknown
    unknown
    5
    高さ
    unknown
    unknown
    unknown
    6
    バージョン
    unknown
    unknown
    unknown
    7
    セルサイズ
    unknown
    unknown
    unknown
    8
    モデル識別 [V1.4以降]
    unknown
    unknown
    unknown
    9
    unknown
    unknown
    unknown
    unknown

  • 本命令はロボットコントローラではμVisionボード(オプション)が必要です。



VISSCREEN 1,0,1
'
VISCLS
'
WINDMAKE R,1,512,480,0,2
'ウィンドウ1番を矩形ウィンドウに設定します。
CAMIN 1
'カメラ映像を格納メモリに取得します。
VISPLNOUT 0
'
VISREADQR 1,0,0,0
'QRコードの読み取り
I1 = VISSTATUS(0)
'
VISPRINT I1,VISSTATUS(1)
'
IF I1 = 0 THEN
'
VISLOC 10,10
'
VISPRINT VISGETSTR(1,VISSTATUS(1))
END IF
'
VISCAMOUT 1
'