ATN
(関数)
【SLIM準拠】

逆正接(アークタンジェント)を得ます。

ATN(<数式>)

<数式>の値に対する逆正接値を得ます。
得られる値は度で、-90から90までの範囲です。
<数式>に倍精度実数が含まれる場合、得られる値は倍精度となりますが、他の場合には単精度となります。

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Atn 関数は、直角三角形の 2 辺の比を引数 (number) として受け取り、対応する角度を返します。ここでいう 2 辺とは、直角をはさむ 2 つの辺を指します。2 辺の比は、求める角の反対側の辺 (対辺) の長さをもう一方の辺 (底辺、つまり求める角に隣接する側の辺) の長さで割った値です。戻り値は、-π/2 ~π/2 の範囲の値 (単位はラジアン) になります。角度の単位を度からラジアンに変換するには、度にπ/180 を掛けます。ラジアンから度に変換するには、ラジアンに 180/πを掛けます。
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Atn 関数は Tan 関数の逆三角関数です。Tan 関数は、引数として角度を受け取り、その角度を含む直角三角形の直角をはさむ 2 辺の比を返します。Atn 関数と、タンジェントの逆数であるコタンジェント (1/タンジェント) の違いに気を付けてください。

DEFSNG lf1, lf2, lf3, lf4, lf5, lf6, lf7
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lf1 = ATN(0.5)
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'0.5の逆正接値をlf1に代入します。
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lf2 = ATN(lf4 / 2)
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'(lf4 / 2)の逆正接値をlf2に代入します。
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lf3 = ATN(lf5 / lf6) * lf7
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'(lf5 / lf6)の逆正接値にlf7を掛けた値をlf3に代
'入します。
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