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ID : 5624

バックラッシ調整

振動や騒音を防ぎ、停止位置の精度を向上させるために、バックラッシを適切に調整する必要があります。調整方法は、以下のとおりです。

1

ロボット本体を支柱と支柱の間付近に移動し、カバー取付ボルトx4本を外してピニオンカバーを取外します。

2

メカストッパを下図の位置に取付けて、ロボット本体をメカストッパに押当てます。

3

モータプレート取付ボルトをモータプレートがガタつかない程度に軽く緩めます。

4

ロボット本体を反モータ側から見た図です。ピニオンを時計周りに手で回して、ピニオンの歯を、ラックの歯の左側に当てます。

5

ダイヤルゲージをピニオンの歯にセットし、ピニオンを反時計周りに手で回して、バックラッシ量を確認します。

6

7mmスパナを使い、調整ねじにてピニオンを上下させ、バックラッシ量が0.04~0.06mmになるように調整します。

調整ねじは、1回転360°で、リード0.8mm上下します。

7

調整が終わったら、モータプレート取付ボルトを2箇所締付けます。

締付けトルク 9.8N・m ± 10%
8

メカストッパを元に位置に戻します。

9

ピニオンカバーを元通りに取付けます。

締付けトルク 2.9N・m ± 20%

 

以上でバックラッシ調整は終了です。

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