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ロボットハンド設計上の注意点
ロボットのハンドを設計するときは、以下の項目を満足するように設計してください。満足しない場合は、故障発生の原因になります。
ロボットハンド設計上の注意点を守らないと、ロボット本体の各締結部にゆるみ・ガタが発生し、位置ズレやロボット本体およびロボットコントローラの破損の原因になる恐れがあります。
Y軸およびZ軸は、静的許容モーメントが小さいためエンドエフェクタに過度な力が加わるとスライダ部が破損する恐れがあります。また、動作中に干渉物に接触した場合なども、モータによる押付力が働き、破損する恐れがあります。設計時は、十分ご注意ください。
最大可搬質量
ワークを含むエンドエフェクタの総質量が、ロボットの最大可搬質量以下となるように設計してください。また、配線・配管などをロボット本体に取付けた場合、そのステーおよび配線・配管も含めて総質量としてください。
ロボットタイプ | LZNN | LZZN | LYZN | LYZZ |
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最大可搬質量 | 5kg /Z *1 |
ロボットタイプ | LSNN | LSSN | LZSN | LZSS |
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最大可搬質量 | 3kg /S (Sストローク400の場合、2kg /S) *1 |
*1 「可搬負荷の許容範囲 (PDF:272KB)」にて、重心位置の範囲をご確認ください。重心位置が許容範囲外にある場合は、質量を減らす必要があります。
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