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軸番号とLYZS表記

工程間搬送ロボットの型式は、ロボットタイプとストロークの選択によって決まります。以下に、これに関係する軸番号とLYZS表記について説明します。

軸番号

構成軸数は、ロボットタイプにより2から最大4軸までありますが、軸番号は下記の通りです。

  • ロボット本体の根元に位置し、レールユニットのレールに沿って走行する軸が1軸目です。
  • 1軸目に次いで付いている軸が2軸目、以降順に、3軸目、4軸目となります。2つの軸が付いている場合は、1軸目モータ側からみて右側にある軸が若番となります。
  • 1軸目、2軸目、・・・の各軸を、"J"+"軸番号"にて、J1、J2、・・・とも表します。

LYZS表記

ロボットタイプは、LYZSの記号を用いて4文字で示します。 それぞれの記号は、軸名称と機能を表し、並び順は、頭から1軸目、2軸目、・・・の構成順を意味します。

軸名称と機能は、それぞれ下記の通りです。

  • L ・・・ L軸。レールユニットのレールに沿って走行動作を行う。
  • Y ・・・ Y軸。前後動作を行う。
  • Z ・・・ Z軸。上下動作を行う。
  • S ・・・ S軸。伸縮しながら前後動作を行う。

構成軸数が2~3軸の場合は、存在しない軸として"N"の記号を用います。

例: 1軸目がL軸、2軸目がZ軸、3軸目がS軸の場合は、ロボットタイプはLZSN。

軸番号とLYZS表記例

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