ID : 5608
軸番号とLYZS表記
工程間搬送ロボットの型式は、ロボットタイプとストロークの選択によって決まります。以下に、これに関係する軸番号とLYZS表記について説明します。
軸番号
構成軸数は、ロボットタイプにより2から最大4軸までありますが、軸番号は下記の通りです。
- ロボット本体の根元に位置し、レールユニットのレールに沿って走行する軸が1軸目です。
- 1軸目に次いで付いている軸が2軸目、以降順に、3軸目、4軸目となります。2つの軸が付いている場合は、1軸目モータ側からみて右側にある軸が若番となります。
- 1軸目、2軸目、・・・の各軸を、"J"+"軸番号"にて、J1、J2、・・・とも表します。
LYZS表記
ロボットタイプは、LYZSの記号を用いて4文字で示します。 それぞれの記号は、軸名称と機能を表し、並び順は、頭から1軸目、2軸目、・・・の構成順を意味します。
軸名称と機能は、それぞれ下記の通りです。
- L ・・・ L軸。レールユニットのレールに沿って走行動作を行う。
- Y ・・・ Y軸。前後動作を行う。
- Z ・・・ Z軸。上下動作を行う。
- S ・・・ S軸。伸縮しながら前後動作を行う。
構成軸数が2~3軸の場合は、存在しない軸として"N"の記号を用います。
例: 1軸目がL軸、2軸目がZ軸、3軸目がS軸の場合は、ロボットタイプはLZSN。
軸番号とLYZS表記例
ID : 5608