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データの保存と変更
コントローラには電源OFF時にデータを保持する保存用メモリと、データを保持しない作業用メモリがあります。コントローラは電源立上げ時に、保存用メモリから作業用メモリへ、データを全て読込みます。
PacScriptで扱うデータ
PacScriptのコマンドで参照するデータは作業用メモリ内のデータです。保存用メモリのデータを、直接参照することはできません。
PacScriptのコマンドには、データを編集できるものがありますが、そこで対象とするのも同じく作業用メモリ内のデータです。保存用メモリには書込まれません。
ただし、例外があり一部の変数(グローバル変数、スタティック変数、パブリック変数)は保存用メモリにも値が書込まれます。
WINCAPSIIIの受信対象
WINCAPSIIIがコントローラから受信する対象となるデータは、保存用メモリ内のデータです。作業用メモリ内のデータは対象になりません。
ティーチングペンダントの編集
ティーチングペンダントで表示するのは、作業用メモリのデータです。
作業用メモリ内のデータには、ティーチングペンダントで編集できるものがあります。編集を行ったデータは、同時に保存用メモリにも保存されます。編集を行わず、参照しただけのデータは、保存用メモリには保存されません。
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