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ソフトウェアリミット

物理的な衝突やメカエンドへの接触によるダメージを避けるため、ソフトウェアによって軸ごとに可動範囲(ソフトウェアリミット)を設定します。

出荷時のソフトウェアリミットはメカエンドの少し手前に設定されています。

ロボットが手動動作や自動動作中にソフトウェアリミットに達すると、エラーメッセージを表示して、停止します。自動運転の場合は、モータ電源も切れます。

ソフトウェアリミットで設定された範囲の中にロボットが入ったあとに有効になります。

ソフトウェアリミットは安全規格に準じた機能ではありません。

ソフトウェアリミットの出荷時設定 [HMシリーズ]

HM標準タイプ

ロボットの型式 標準
HM-4***1 HM-4***A HM-4***2
HM-4***2-UL
HM-4***3
HM-4***3-UL
HM-4***4
HM-4***4-UL
第3軸(Z)ストローク 100mm 150mm 200mm 300mm 400mm
第1軸 正方向 165°
負方向 -165°
第2軸 正方向 147°(HM-4*60*は 143°)
負方向 -147°(HM-4*60*は -143°)
第3軸 正方向 350mm 350mm 350mm 350mm 350mm
負方向 250mm 200mm 150mm 50mm -50mm
第4軸 正方向 360°
負方向 -360°

HM-W 防塵防滴タイプ

ロボットの型式

防塵防滴仕様

HM-4***2-W
HM-4***2-W-UL
HM-4***3-W
HM-4***3-W-UL
HM-4***4-W
HM-4***4-W-UL

第3軸(Z)ストローク

200mm 300mm 400mm

第1軸

正方向

165°

負方向

-165°

第2軸

正方向

147°(HM-4*60*-Wは140°、 HM-4*70*-Wは146°)

負方向

-147°(HM-4*60*-Wは-140°、 HM-4*70*-Wは-146°)

第3軸

正方向 310mm 310mm 310mm
負方向 110mm 10mm -90mm

第4軸

正方向

360°

負方向

-360°

HMS-4*70*:アーム全長700mm 天吊りタイプ

ロボットの型式

標準

防塵防滴

HMS-4*702
HMS-4*702-UL
HMS-4*703
HMS-4*703-UL
HMS-4*704
HMS-4*704-UL
HMS-4*702-W
HMS-4*702-W-UL
HMS-4*703-W
HMS-4*703-W-UL
HMS-4*704-W
HMS-4*704-W-UL

第3軸(Z)ストローク

200mm 300mm400mm200mm300m400mm

第1軸

正方向

165°

165°

負方向

-165°

-165°

第2軸

正方向

145°

142°

負方向

-145°

-142°

第3軸

正方向 -436mm -456mm -456mm -496mm -496mm -496mm
負方向 -656mm -756mm -856mm -696mm -796mm -896mm

第4軸

正方向

360°

負方向

-360°

HMS-4*85*:アーム全長850mm 天吊りタイプ

ロボットの型式

標準

防塵防滴

HMS-4*852
HMS-4*852-UL
HMS-4*853
HMS-4*853-UL
HMS-4*854
HMS-4*854-UL
HMS-4*852-W
HMS-4*852-W-UL
HMS-4*853-W
HMS-4*853-W-UL
HMS-4*854-W
HMS-4*854-W-UL

第3軸(Z)ストローク

200mm 300mm 400mm 200mm 300mm 400mm

第1軸

正方向

165°

165°

負方向

-165°

-165°

第2軸

正方向

142°

142°

負方向

-142°

-142°

第3軸

正方向 -436mm -456mm -456mm -496mm -496mm -496mm
負方向 -656mm -756mm -856mm -696mm -796mm -896mm

第4軸

正方向

360°

負方向

-360°

ソフトウェアリミットを変更するときの注意点

実際の作業環境での、ロボットの動作する範囲を確認してください。また、単位を間違わないよう注意してください。

ソフトウェアリミットを変更した直後など、ロボットの現在位置がソフトウェアリミットを越えた位置にある場合、手動操作で可動範囲方向のみ動作可能です。手動操作時は各軸モードにてソフトウェアリミット内に動かしてください。

ソフトウェアリミットの変更手順

ティーチングペンダントのソフトウェアリミット設定画面で値を変更し、ロボットコントローラの電源を再投入します。

操作方法についてはティーチングペンダント操作ガイドの「ソフトウェアリミットの表示・設定」を参照してください。

変更されたソフトウェアリミットはコントローラの電源再投入後に有効になります。

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