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Pylon4の設定方法
Basler社のGigEカメラの設定方法を説明します。
pylon IP Configuratorを使用し、IPアドレスおよびIDの設定と、トリガモードの設定を行います。
カメラはトリガモードで使用してください。
トリガモードOFFの場合、カメラに接続できません。
インストール方法
Baslerのツールのインストールは以下のようにしてください。
- インストールするもの
・pylon GigE Vision Drivers
・Extend PATH Environment Variable
・pylon Viewer - インストールしないもの
・pylon DirectShow Driver
IPアドレス、IDの設定
1
pylon IP Configuratorを起動します。
2
IPアドレス、IDを設定するカメラを選択します。
3
「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「ゲートウェイ」、「Device User ID」を入力し、「save」ボタンを押します。
Device User IDの範囲は0~4です。
User ID 0~4はコントローラのイメージ格納領域のID 201~205に対応しています。
カメラを複数台使用する時は、IDを重複して設定しないでください。
トリガモードの設定
1
pylon Viewerを起動します。
2
「User Level」をExpert以上にします。
3
「Feature」の中の「Acquisition Controls」を選択し、+をクリックしてメニューを開きます。
4
「Trigger Mode」を"On"にします。
使用するモードに応じて「Trigger Source」を選択します。
項目名 | 内容 |
---|---|
Trigger Software | ソフトトリガ |
Line* | 外部トリガ(ハードトリガ) |
5
その他の使用条件(シャッター、スピード、ゲインなど)を設定します。
6
「Configuration Set Selector」で設定を保存するセットを選択します。
「User Set Save」の「Execute」を押して設定した条件を保存します。
この操作を行わないと、カメラの設定は保存されません。
カメラの電源を入れたときは、「Default Startup Set」で指定されたセット(上図では「User Set2」)の設定で立ち上がります。
ロボットコントローラにカメラを認識させる
ロボットコントローラに自動でカメラを認識させたい場合は、ロボットコントローラの電源を入れる前に、カメラに電原供給をしてください。ロボットコントローラがカメラより先に起動していると自動でカメラを認識できません。
すでにロボットコントローラが起動している場合など、自動でカメラが認識されないときは手動で認識させてください。操作手順を下記に示します。
- 内蔵視覚メニューの[F6 切断]を押し、内蔵視覚機能を終了します。
- [F6 切断]が[F6 接続]に切り替わります。[F6 接続]を押し、カメラを認識させます。
詳しくは "内蔵視覚の表示・操作" を参照してください。
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