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制約事項

ハードウェアの制約事項

  • SlaveMotion有効設定が有効に設定された状態でコントローラを起動する場合、ペンダントレス用ダミーコネクタを装着してください。ティーチングペンダントまたはミニペンダントを接続している場合、起動時にエラーが発生し、SlaveMotionとしてロボット制御することができません。
  • 内部状態のモニタリングはオブジェクトディクショナリまたはWINCAPSIIIのモニタ機能を使用してください。ただし、オンライン(デバッグ)での接続はできません。
  • SlaveMotion有効設定が有効に設定された状態で、RemoteTPはロボットコントローラに接続できません。

ソフトウェアの制約事項

SlaveMotionはロボットの軌道生成を外部機器で行い、ロボットコントローラはスレーブとして動作する機能です。 そのため軌道生成に関する機能で制約があります。

使用できない機能

  • すべてのプログラム機能(PacScriptなど)
  • すべてのIO増設ボードに関わるIO機能
  • 高軌跡制御以外のロボット制御機能
  • EtherCAT Slave Motion以外の機能拡張
  • Distribute Clockには未対応です。

一部制約のある機能

  • セーフティモーションの速度監視(RSM、SOS)
    RSM1,2,3、SS2入力を入れた際、セーフティモーションによる速度監視(RSM、SOS)は行います。 ただし、速度低減処理(RSM1,2,3、SS2の閾値まで速度を落とす処理)は行いません。ユーザ自身により外部機器で速度低減処理を行う必要があります。

その他注意事項

  • ロボットコントローラ側で各軸角度のリミットチェックは行いません。 軌道生成を行う外部機器にてロボットコントローラへの送信前にチェックしてください。
  • 各軸モータの角度の動作範囲は-30000度より大、+30000度未満の制約があり、範囲外の場合、エラーが発生します。その場合、EtherCAT Slave Motion機能を無効にした後、範囲内の角度へ移動させてください。

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