ID : 2971
制約事項
ハードウェアの制約事項
- SlaveMotion有効設定が有効に設定された状態でコントローラを起動する場合、ペンダントレス用ダミーコネクタを装着してください。ティーチングペンダントまたはミニペンダントを接続している場合、起動時にエラーが発生し、SlaveMotionとしてロボット制御することができません。
- 内部状態のモニタリングはオブジェクトディクショナリまたはWINCAPSIIIのモニタ機能を使用してください。ただし、オンライン(デバッグ)での接続はできません。
- SlaveMotion有効設定が有効に設定された状態で、RemoteTPはロボットコントローラに接続できません。
ソフトウェアの制約事項
SlaveMotionはロボットの軌道生成を外部機器で行い、ロボットコントローラはスレーブとして動作する機能です。 そのため軌道生成に関する機能で制約があります。
使用できない機能
- すべてのプログラム機能(PacScriptなど)
- すべてのIO増設ボードに関わるIO機能
- 高軌跡制御以外のロボット制御機能
- EtherCAT Slave Motion以外の機能拡張
- Distribute Clockには未対応です。
一部制約のある機能
- セーフティモーションの速度監視(RSM、SOS)
RSM1,2,3、SS2入力を入れた際、セーフティモーションによる速度監視(RSM、SOS)は行います。 ただし、速度低減処理(RSM1,2,3、SS2の閾値まで速度を落とす処理)は行いません。ユーザ自身により外部機器で速度低減処理を行う必要があります。
その他注意事項
- ロボットコントローラ側で各軸角度のリミットチェックは行いません。 軌道生成を行う外部機器にてロボットコントローラへの送信前にチェックしてください。
- 各軸モータの角度の動作範囲は-30000度より大、+30000度未満の制約があり、範囲外の場合、エラーが発生します。その場合、EtherCAT Slave Motion機能を無効にした後、範囲内の角度へ移動させてください。
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